アダルトチルドレン(AC)

アダルトチルドレンが自分の嫌なところを受け入れると、心が驚くほど楽になる理由

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自分の嫌なところばかり見えてしまう」アダルトチルドレンの苦悩

「自分の嫌なところばかり見えてしまう…」。そう感じて、自分が嫌いになってしまうこと、ありますよね。かつては、私もそうでした。

「誰を嫌いになろうが自由だけど、せめて自分のことは好きになれよ」と、今では思います。

自分の嫌なところばかりに目を向けても、なんもいいことありません。

この記事では、自分の嫌なところばかり見えてしまうアダルトチルドレンのために、自分の嫌なところを受け入れる具体的な方法について書いています。これを読めば、自分の嫌なところもちゃんと受け入れられるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

アダルトチルドレンは、機能不全家族で育った経験から、幼い頃から自分の嫌なところばかりに意識が向きやすい傾向があります。それは、親からの期待に応えようとしたり、批判されたりすることで、「自分は不完全だ」「もっと完璧でなければならない」という意識が強く根付いてしまうためです。そのため、大人になっても、少しでも自分の嫌なところが見つかると、まるでそれが自分の全てであるかのように感じてしまい、自己否定に陥りやすいのです。

なぜアダルトチルドレンは自分の嫌なところばかり見えてしまうのか?

アダルトチルドレンが自分の嫌なところばかり見えてしまうのは、自己肯定感が低いからです。自分を受け入れることができていないからこそ、自分の嫌なところばかりが目に付いてしまいます。

たとえば、人がうらやむような才能を持っていても、怒りっぽい性格が嫌だと感じる人もいます。自分が怒りっぽい性格だと認識してしまうと、怒りっぽい部分にばかり目がいってしまうのです。

他にいくら満たされている部分があっても、嫌なところにばかり意識が向いてしまうんですよね。

これは、心理学的に見ると、「選択的注意」や「自己焦点化」といった現象と関連しています。人間は、自分が意識を向けたものに焦点を当てやすいため、自己否定の意識が強いと、どうしても自分の嫌なところを探してしまいがちになるのです。

つまり、自己否定から自己受容へと意識を転換できるようになると、自分の嫌なところを受け入れることができるようになります。アダルトチルドレンが自己肯定感を高めることは、自分の嫌なところに囚われる状態から抜け出すための重要なステップなのです。

嫌なところを押さえつけると、他者に抑圧した部分を投影してしまう

自分の嫌なところを見ないように、あるいは感じないようにと無理に押さえつけると、思わぬところで弊害が生じます。心理学では、これを「投影」と呼びます。

どういうことかというと、自分が嫌なところだと思って押さえ込んでいるのに、他者がその嫌なところを表現しているように錯覚してしまうのです。自分の嫌なところを押さえつけてしまうと、その嫌なところを他人が表現しているように見えてしまいます。

実は、自分の嫌なところを無理に隠したり、なかったことにしようとしたりすることで、自分の中に生まれた嫌悪感が、外の世界の人々、特にその特徴を持つ人々に向けられるようにります。

「自分の周りに嫌な人が多い」と思うのは、自分の嫌なところを押さえつけた結果ともいえます。

僕もこの事実を知るまでは、自分の嫌なところをむりやり抑圧していました。怒りっぽい性格を押さえ込んでいると、他者の怒りっぽいところが目について、イライラしたり、批判したりしてしまいがちでしたね。

つまり、あなたの周りに「嫌だな」と感じる人が多いならば、それはあなたが自分の嫌なところを押さえ込み、それを相手に投影している可能性が高いんです。自分の嫌なところを押さえつけると、違う形でその嫌なところが見えてしまうという、なんとも皮肉な結果になるのです。

この現象は、アダルトチルドレンが人間関係で悩みがちなことにも繋がります。他者に自分の嫌なところを投影することで、無意識のうちに人との間に壁を作ってしまい、孤立感を感じやすくなる場合があるんです。

自分の嫌なところを受け入れるにはどうすればいいの?

自分の嫌なところを受け入れるには、シンプルに「嫌なところを受け入れる」という行為を意識的に行うことが大切です。なぜならば、自分の嫌なところを受け入れないと、いつまでも気になり続けるからです。

自分の嫌なところは、自分が「これでいいんだ」と受け入れると、不思議と気にならなくなります。例えば、怒りっぽい自分も自分の嫌なところだけど、それも自分の一部だと受け入れると、怒りっぽい自分が気にならなくなるんや。

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自分の嫌なところを受け入れることを、心理学では「自己受容」と言います。これは、単に「諦める」こととは違います。自分の嫌なところも含めて、ありのままの自分を認めることなんです。

自己受容の第一歩:「それでもOK」と自分に語りかける

自分には好きなところも嫌いなところもあります。好きなところばかりではなく、不完全な存在なのが人間です。そんな自分の好きなところも嫌なところも受け入れるのが「自己受容」です。

例えば、怒っているなら無理に抑圧しようとせずに、「ああ、今、自分は怒っているんだな」と優しく受け入れてあげてください。無理に押さえ込もうとするから、よけいに気になって自分を認められなくなります。

「こんな自分が嫌だ」と感じたときに、「それでもいいよ」「そんな自分も自分だ」と心の中で語りかける練習をしてみましょう。これは、自己批判のループを断ち切るために非常に有効な方法です。アダルトチルドレンは、特に自分に厳しい傾向があるので、意識的に自分を甘やかしてあげることも大切です。

自分の嫌なところを「個性」と捉え直す

自分の嫌なところだと思っている部分が、実はあなたの個性や長所の裏返しであることも少なくありません。例えば、「優柔不断」は「慎重さ」や「多角的に物事を考える力」と捉えることもできます。「せっかち」は「行動力がある」ことの表れかもしれません。

このように、自分の嫌なところを異なる視点から見て、ポジティブな側面を見出す練習をしてみてください。これは、あなたの自己評価を大きく変えるきっかけになります。

過去の経験と自分の嫌なところを結びつける

アダルトチルドレンは、自分の嫌なところが形成された背景に、過去の家族関係や生育環境が影響していることが多いです。例えば、幼い頃に自分の意見が否定され続けた結果、自己主張が苦手になったり、完璧主義になったりすることがあります。

自分の嫌なところが、過去の経験から身についた「生きるための戦略」だったと理解することで、自分を責める気持ちが和らぎます。「これは、あの時の自分を守るために必要だったんだな」と、過去の自分をねぎらってあげましょう。そうすることで、自分の嫌なところを受け入れることが、より容易になります。

自分の嫌なところを受け入れるとどうなるの?

自分の嫌なところを受け入れることができると、自分らしさを発揮できるようになります。なぜならば、嫌なところも含めて自分という存在そのものだからです。

好きなところも嫌なところも受け入れるようになると、どんどん自分という人間が理解できるようになっていきます。これは、自己理解が深まるという心理的な変化です。自分を深く理解することで、何が好きで、何が苦手なのか、どんな時に喜び、どんな時に悲しむのかが明確になり、より自分らしい選択ができるようになります。

さらに、自分の嫌なところを受け入れることで、他者も受け入れることができるようになれます。自分にも他者にも寛容になるからですね。心理学では、「自己受容」と「他者受容」は密接に結びついていると考えられています。自分の嫌なところを受け入れることで、他者の欠点も寛大に見られるようになります。

こうして自分の嫌なところを認めて受け入れると、自分らしく楽に生きることができるので、ぜひ挑戦してみてください。アダルトチルドレンが抱える生きづらさの多くは、この自己受容の欠如からくるものなので、これができるようになると、世界がガラッと変わって見えるはずです。


最後に

アダルトチルドレンにとって、自分の嫌なところと向き合い、それを受け入れることは、時に勇気のいることかもしれません。しかし、「自分の嫌なところばかり見えてしまう」という苦しみから抜け出すためには、この自己受容が不可欠です。

自己否定の気持ちが強い人ほど自分の嫌なところに目がいってしまう。 自分の嫌なところを押さえつけると、他人に抑圧した部分を投影してしまう。 自分の嫌なところを受け入れるキーワードは「自己受容」。 自分の嫌なところを認めると、他者も受け入れることができるようになる。

自分の嫌なところも含めて、ありのままの自分を愛せるようになること。それが、アダルトチルドレンが真の心の平穏を手に入れるための道筋です。焦らず、あなたのペースで、少しずつ自分の嫌なところを受け入れることにチャレンジしてみてください。きっと、今まで感じたことのない解放感と、本当の自分らしさに出会えるはずです。

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