アダルトチルドレン(AC)

「言いたいことが言えない」を克服!人間関係を好転させる自己表現術

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もしかして、人間関係で疲れていませんか?自己表現が苦手な人が抱える生きづらさ

あなたは、日々の人間関係でこんな風に感じることはありませんか?

  • 本当は嫌なのに、相手の頼みを断れない
  • 自分の意見を言うと、場の雰囲気を壊してしまう気がする
  • 相手にどう思われるか不安で、なかなか本音を伝えられない
  • 言いたいことを我慢してしまい、後で後悔する

もし一つでも当てはまるなら、それは幼少期の経験が現在のコミュニケーションスタイルに影響を与えているのかもしれません。特に、アダルトチルドレンと呼ばれる人々は、こうした自己主張の難しさを抱えやすい傾向にあります。

人間関係に波風を立たせたくないと思って自己主張せずにいると、知らず知らずのうちに自分を押し殺すことになってしまいます。自分を押し殺した人間関係を続けていると、そりゃあ息苦しくなりますよね。もちろん、自分を犠牲にした人間関係は、良好な人間関係とは言えません。

上手に自己主張ができて、自分も相手も大切にする良好な人間関係を築くためには、アサーティブコミュニケーションがおすすめです!

アサーティブコミュニケーションを身につければ、自己主張が苦手なアダルトチルドレンの人でも、自分の気持ちを伝えながら相手との良い関係を築けるようになります。

この記事では、自己主張が苦手なアダルトチルドレンの方のために、上手に自己主張できるアサーティブコミュニケーションの方法についてじっくり解説します。アサーティブコミュニケーションを身につければ、苦手な自己主張を克服できるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

自己表現の我慢が心と体に与える影響とは

「言いたいことが言えない」と我慢し続けるのは、まるで体の中に毒素を溜め込み続けるようなものです。

そのうち、プツンと感情が爆発してしまうことだってあります。ストレスが溜まって身体が悲鳴を上げてしまう人もいるでしょう。

言いたいことを我慢し続けていると、自分に自信が持てなくなったり、自分を卑下してしまうようになります。

特に日本人は「言いたいことを我慢することが美徳」と考える文化があるので、言いたいことがあるのにグッとこらえることが多いですよね。

その結果、何が起こるかというと、自分に自信を持てなくて自己主張ができず悩むアダルトチルドレンのような人が増えるんです

。最初のうちは「言いたいことを言って相手に嫌われるくらいなら、自分が我慢すればいいか」くらいの感覚だったのが、積もり積もって「自分は言いたいことを言えるほどの価値がない」というネガティブな信念が出来上がってしまうようです。

こうなってしまうと、ずっと自分の言いたいことを我慢し続けないといけないので、本当に辛いですよね。

じゃあ、どうすれば相手に不快な思いをなるべくさせずに、自分の言いたいことを言えるようになるのか?ここで役に立つのが、アサーティブネスという技術です。

アサーティブネスとは、自分も相手も尊重しながら自分の言いたいことを表現する技術のこと。

まだまだ日本では一般的ではないかもしれませんが、このスキルを身につければ、少なくとも「毒素」が身体の中を回って自己肯定感を下げてしまうのを避けられるようになります。

自分の言いたいことが言えずに悩んでしまっているなら、アダルトチルドレンのあなたも、アサーティブなコミュニケーションを勉強してみるのが解決策の一つになるはずです。

アダルトチルドレンが身につけたいアサーティブ・コミュニケーションの基本

アサーティブ・コミュニケーションとは?

アサーティブコミュニケーションとは、自分も相手も大切にするコミュニケーション方法です。自分の意見を我慢するのでもなく、相手に我慢させるのでもなく、お互いの意見を尊重し合うのが特徴です。自己主張が苦手なアダルトチルドレンにとって、この「自分も相手も尊重する」という視点が非常に重要になります。

アサーティブコミュニケーションでは、コミュニケーションのスタイルを大きく3つに分類して考えます。

コミュニケーションの3つのスタイル

コミュニケーションのスタイルは、大きく以下の3つに分けられます。自分がどのタイプに当てはまるか、考えてみましょう。

1. 受け身的なノンアサーティブ・コミュニケーション(受身型)

これは、自分の意見を伝えない受身のコミュニケーションスタイルです。

相手の意見に流されることが多く、自分の意見を伝えるのが苦手な人が陥りやすいタイプ。

アダルトチルドレンの中には、この受け身的なコミュニケーションをとる人が少なくありません。

自分の意見を伝えようとしないため、ストレスが溜まりやすい傾向がありますし、こちらの意見が相手に伝わらず、コミュニケーションが成り立たないことも多々あります。

2. 攻撃的なノンアサーティブ・コミュニケーション(攻撃型)

このスタイルは、相手の意見を尊重せず、自分の意見を主張し続けるコミュニケーションです。

自分の意見を通したとしても、結果的に周囲の人が離れていく傾向があります。相手の意見を尊重しようとしないため、一方通行になりがちで、本当の意味でのコミュニケーションとは言えません。

3. アサーティブ・コミュニケーション(相互尊重型)

アサーティブコミュニケーションは、まさに目指すべきコミュニケーションスタイルです

。自分の意見も相手の意見も尊重し、建設的に意見を交換します。このスタイルを身につけることで、人間関係を壊すことなく、上手に自己主張できるようになります。

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アダルトチルドレンの多くが受け身的なコミュニケーションに傾きがちですが、まずは自分がどのタイプのコミュニケーションをとることが多いのかに気づいて、アサーティブコミュニケーションを意識的に練習していきましょう。

アサーティブ・コミュニケーションを実践するための4つの柱

アサーティブコミュニケーションを身につけると、うまく自己主張ができるようになります。

自分も相手も尊重しながら上手に自己主張できるこのコミュニケーション方法は、自己主張が苦手なアダルトチルドレンにとって、強力な味方になります。

自己主張が苦手な「性格」そのものを変えようとすると時間がかかりますが、伝え方を変えるのなら、練習すれば誰でもできるようになります。

たとえば、内向的な性格を直そうとして無理に外向的になろうとしても、それは無理がありますよね。内向的な性格は尊重しつつも、自分も相手も大切にしながら伝え方を練習することで、上手に自己主張できるようになるのです。

ここでは、アサーティブコミュニケーションを実践するために念頭におくべき4つの柱をご紹介します。

1. 誠実(Honesty)

自分にも相手にも誠実に向き合いましょう。

自分の心を偽って相手と接するのではなく、自分の心に蓋をしません。

自分にも相手にも嘘をつかない、誠実な心の姿勢を念頭に置くことが大切です。特にアダルトチルドレンは、幼い頃から自分の感情を抑えがちだったため、この「誠実」さが重要になります。

2. 率直(Directness)

変に遠回しに伝えようとせずに、率直に自分の意見を相手に伝えます。「私はこう思う」「私はこうしたい」という表現をして、相手に自分の意見を伝えることがポイントです。「みんなが言っている」などと遠回しに言わず、自分の意見として相手に伝える姿勢が求められます。

3. 対等(Equality)

相手を社会的地位や立場で判断せずに、対等な人間として接します。自分を卑下したり、逆に相手を見下したりせずに、お互いを尊重する姿勢が大切です。相手によって自分の態度を変えることもありません。アダルトチルドレンは、過去の経験から対等な関係を築くのが難しいと感じるかもしれませんが、意識することで変わっていきます。

4. 自己責任(Self-responsibility)

自分が発言したことに対しては、自分で責任を持ちます。相手の受け止め方が悪いなどと責めることなく、自分が全ての責任を引き受ける姿勢です。自分の意見を言うときも、あえて言わないときも、その責任を自分が負っていることを理解しましょう。

アサーティブコミュニケーションの4つの柱を意識してみると、あなたの態度が徐々に変わっていくはずです。下手に遠慮したり遠回しな表現をせず、相手と対等な立場で自己主張できるようになっていきますよ。

あなたには自己主張する「権利」がある!アサーティブ12の権利

私たちは誰もが、自己主張できる権利を持っています。

自己主張は、限られた外交的な人だけに許されるものではなく、誰もが持っている普遍的な権利なのです。

自己主張が苦手だと悩んでいるアダルトチルドレンの方も、私たちが誰しも持っているアサーティブの12の権利に目を通してみてください。

きっと、あなた自身の心の支えになるはずです。

アサーティブ12の権利

  1. 私には、日常的な役割にとらわれることなく、一人の人間として、自分のための優先順位を決める権利がある。
  2. 私には、能力のある対等な人間として、敬意をもって扱われる権利がある。
  3. 私には、自分の感情を認め、それを表現する権利がある。
  4. 私には、自分の意見と価値観を表明する権利がある。
  5. 私には、自分のために「イエス」「ノー」を決めていう権利がある。
  6. 私には、まちがう権利がある。
  7. 私には、考えを変える権利がある。
  8. 私には、「よくわかりません」という権利がある。
  9. 私には、ほしいものやしたいことを求める権利がある。
  10. 私には、人の悩みの種を自分の責任にしなくてもよい権利がある。
  11. 私には、周りの人からの評価を気にせず、人と接する権利がある。
  12. 私には、アサーティブではない自分を選択する権利がある。

アサーティブに生きる権利を学んだら、あとはその権利を行使するだけです。

与えられた権利を行使するか放棄するかは、あなた自身が選ぶことができます。もしかすると、あなたがもともと持っている権利を放棄してしまっていることが多々あるかもしれませんね。

アダルトチルドレンの中には、この権利意識が低い人が多いですが、「自分も他人と同じように自己主張できる権利を持っている」ということを、決して忘れないでください。

最後に

もちろん、自分だけでなく、他の人も同じようにアサーティブの12の権利を持っています。

自分も相手も尊重して、誰もが自分らしく生きる権利があることを忘れてはいけません。

自分を大事に扱っていないと、「自分は大事に扱われる人間ではない」という価値観が定着してしまいます。

誰もが持っている権利は使わなければ損!もちろん、相手が持っている権利も尊重しながら、ですね。もしかしたら選挙に行く権利を放棄する人よりも、自分を大事にする権利を放棄している人の方が多いのかもしれません。

もし、「使えてないな」と思う権利があれば、まずは簡単なところから使ってみることで、自分を大事にしているという感覚を育てていくことができます。一歩踏み出すことで、きっと生きやすくなりますよ。

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