メンタルヘルス

自己主張が苦手な人が身につけたいアサーティブ・コミュニケーション

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自己主張するのが苦手で克服したい。上手に自己主張するにはどうすればいいの?

 

この記事ではこうした疑問にお答えします。

 

人間関係に波風を立たせたくないと思って自己主張せずにいると、自分を押し殺すことになってしまいます。

 

自分を押し殺した人間関係を続けていると、息苦しくなりますよね。

 

もちろん自分を押し殺した人間関係は、良好な人間関係とはいえません。

 

上手に自己主張ができて良好な人間関係を築くためには、アサーティブ・コミュニケーションがオススメです

 

アサーティブ・コミュニケーションを身につければ、自己主張が苦手な人でも上手に自己主張できるようになります。

 

この記事では自己主張が苦手な人のために、上手に自己主張できるアサーティブ・コミュニケーションの方法について書いています。

 

アサーティブ・コミュニケーションを身につければ、苦手な自己主張を克服できるのでぜひ最後まで読んでみてください。

 

アサーティブな話し方を身につけると生きるのが楽になる

自分の言いたいことが言えずに我慢し続けるのは体の中に毒素を溜め込み続けるようなものです。

 

言いたいことを我慢するのはどこかのタイミングで感情が爆発してしまうからです。

 

言いたいことを我慢し続けていると自分に自信がなかったり、自分を卑下してしまうようになります。

 

特に日本人は言いたいことを我慢することが美徳とされていますので、言いたいことがあるのにグッと我慢することが多いです。

 

その結果どんなことが起こってるかというと、自分に自信を持てなくて自己主張できず悩むようになります。

 

最初のうちは言いたいことを言って相手に嫌われるくらいなら自分が我慢すればいいかくらいの感覚だったのが、積もり積もって自分は言いたいことを言えるほどの価値がないという信念が出来上がってしまうようです。

 

こうなってしまうとずっと自分の言いたいことを我慢し続けないといけないので辛いですね。

 

ならどうすれば相手に不快な思いをなるべくさせずに自分の言いたいことを言えるようになるのかということになるのですが、ここで役に立つのがアサーティブネスという技術です。

 

アサーティブネス - Wikipedia
http://krs.bz/katsumaweb/c?c=98061&m=13133&v=ab8d7be5

 

アサーティブネスとは、自分も相手も尊重しながら自分の言いたいことを表現する技術です。

 

まだまだ一般的ではないアサーティブネスですが、相手も自分も尊重しながら自分の言いたいことをあ言えるようになると少なくとも毒素が身体の中を回って自己肯定感を引き下げることは避けれるようになります。

 

自分の言いたいことが言えずに悩んでしまっているならアサーティブネスなコミュニケーションを勉強してみるのも解決策の一つです。

 

 

自己主張が苦手な人が身につけたいアサーティブ・コミュニケーション

アサーティブ・コミュニケーションとは

 

アサーティブ・コミュニケーションとは自分も相手も大切にするコミュニケーション方法です。

 

自分の意見を我慢するのでも相手に我慢させるのでもなく、お互いの意見を尊重します。

 

アサーティブ・コミュニケーションではコミュニケーションのスタイルを3つに分類しています。

 

アサーティブ・コミュニケーション

  • 自分の意見も相手の意見も尊重するコミュニケーション方法。
  • 自分の意見を我慢するのでもなく、自分の意見だけを主張するでもなく自他の意見を尊重します。
  • アサーティブ・コミュニケーションを身につけることで上手に自己主張できるようになります。

受け身的なノンアサーティブ・コミュニケーション

  • 受身的なノンアサーティブ・コミュニケーションは自分の意見を伝えない受身のコミュニケーションです。
  • 相手の意見に流されることが多く、自分の意見を伝えることが苦手です。
  • 受身的なノンアサーティブ・コミュニケーションは自分の意見を伝えようとしないので、ストレスが溜まりやすい傾向があります。
  • またこちらの意見が相手に伝わらずに、コミュニケーションが成り立たないことも多々あります。

攻撃的なノンアサーティブ・コミュニケーション

  • 攻撃的なノンアサーティブ・コミュニケーションは相手の意見を尊重せず自分の意見を主張し続けるコミュニケーションです。
  • 相手の意見を尊重しようとしないので、自分の意見を通したとしても結果的に人が離れていく傾向があります。
  • 攻撃的なノンアサーティブ・コミュニケーションも自分の意見だけを尊重しているため、コミュニケーションとしては成立していません。

 

3つのコミュニケーションスタイルを見てきましたが、人間関係を崩さずに上手に自己主張できる方法がアサーティブ・コミュニケーションです。

 

自分の意見も相手の意見も尊重したアサーティブ・コミュニケーションを身につけることで、上手に自己主張できるようになります。

 

まずは自分がどのタイプのコミュニケーションをとることが多いのかに気づいて、アサーティブ・コミュニケーションを練習していきましょう。

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アサーティブ・コミュニケーションの4つの柱

アサーティブ・コミュニケーションを身につけるとうまく自己主張ができるようになります。

 

アサーティブ・コミュニケーションは自分も相手も尊重しながら上手に自己主張できるコミュニケーションのやり方です。

 

自己主張が苦手な性格を変ようとすると時間がかかりますが、伝え方を変えるのなら練習すれば誰でもできるようになります。

 

たとえば内向的な性格を直そうとして外向的になろうとしても、無理があります。

 

内向的な性格は尊重しつつも、自分も相手も大切にしながら伝え方を練習することで上手に自己主張できるようになるのです。

 

ここではアサーティブ・コミュニケーションを実践するために念頭におくべき4つの柱をご紹介します。

誠実

  • 自分にも相手にも誠実に向き合います。
  • 自分の心を偽って相手と接するのではなく、自分の心に蓋をしません。
  • 自分にも相手にも嘘をつかない誠実な心の姿勢を念頭に置いています。

率直

  • 変に遠回しに伝えようとせずに、率直に自分の意見を相手に伝えます。
  • 「自分はこう思う」という表現をして、相手に自分の意見を伝えます。
  • 「みんなが言っている」などと遠回しに言わず、自分の意見として相手に伝える姿勢です。

対等

  • 相手を社会的地位や立場で判断せずに、対等の人間として接します。
  • 自分を卑下したり相手を見下したりせずに、お互いを尊重する姿勢です。
  • 相手によって自分の態度を変えることもしません。

自己責任

  • 自分が発言したことに対しては、自分で責任を持ちます。
  • 相手の受け止め方が悪いなどと責めることなく、自分が全ての責任を引き受ける姿勢です。
  • 自分の意見を言うときも、あえて言わないときもその責任を自分が負っています。

 

アサーティブ・コミュニケーションの4つの柱を意識してみると、自分の態度が変わります。

 

下手に遠慮したり遠回しな表現をせず、相手と対等な立場で自己主張できるようになっていきます。

 

アサーティブ12の権利

私たちは誰もが自己主張できる権利を持っています。

自己主張は限られた外交的な人だけに許されるものではなく、誰しも持っている権利なのです。

 

自己主張が苦手と悩んでいるなら、私たちが誰しも持っているアサーティブの12の権利に目を通してみてください。

 

  1. 私には、日常的な役割にとらわれることなく、一人の人間として、自分のための優先順位を決める権利がある。
  2. 私には、能力のある対等な人間として、敬意をもってあつかわれる権利がある。
  3. 私には、自分の感情を認め、それを表現する権利がある。
  4. 私には、自分の意見と価値観を表明する権利がある。
  5. 私には、自分のために「イエス」「ノー」を決めていう権利がある。
  6. 私には、まちがう権利がある。
  7. 私には、考えを変える権利がある。
  8. 私には、「よくわかりません」という権利がある。
  9. 私には、ほしいものやしたいことを求める権利がある。
  10. 私には、人の悩みの種を自分の責任にしなくてもよい権利がある。
  11. 私には、周りの人からの評価を気にせず、人と接する権利がある。
  12. 私には、アサーティブではない自分を選択する権利がある。

 

アサーティブに生きる権利を学んだら、あとは権利を行使するだけです。

 

与えられた権利を行使するか放棄するかは、自分で選ぶことができます。

 

もしかすると自分がもともと持っている権利を放棄してしまっていることが多々あると思います。

 

自分も他人と同じように自己主張できる権利を持っていることを忘れないでおきたいですね。

 

自分も相手も尊重する

 

もちろん自分だけじゃなくて他人も同じようにアサーティブの12の権利を持っています。

自分も相手も尊重して誰もが自分らしく生きる権利を持っています。

 

自分を大事に扱っていないと「自分は大事に扱われる人間ではない」という価値観が定着してしまいます。

 

誰もが持っている権利は使わなければ損。

もちろん、相手が持っている権利も尊重しながら。

 

もしかしたら選挙に行く権利を放棄する人よりも、自分を大事にする権利を放棄してる人の方が多いのかもしれません。

 

使えてないなと思う権利があれば簡単なところから使ってみると自分を大事にしているという感覚を育てていくことができます。

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