この記事では「根に持つ性格を改善する方法」について書いています。
「あいつはぜったいに許さん・・・」誰しも根に持つ経験をしたことはあるでしょう。
がしかし根に持つ性格は度が過ぎると、感情をコントロールできずにいつもイライラしてしまいます。
無理やり怒りの感情を抑え込むとイライラがたまってどこかで爆発してしまうのです。
そんな根に持つ性格から解放されてご機嫌に生きたいと誰もが願うもの。
この記事を読めば根に持つ性格を改善する方法がわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
根に持つ性格の特徴
根に持つ性格は被害者意識が強い
根に持つ人は、被害者意識が強い心理状態にあります。
なぜなら自分が被害者だと思い込んでしまうと、相手への怒りの感情がふつふつと湧いてくるからです。
人間関係で何かトラブルが起こったときは、自分にも少なからず原因はあります。
まず自分の責任を考える人は、他人に対して根に持つことはありません。
たとえばお金を貸して返してもらえなかったとしても、相手を恨むのではなく返せない相手を見抜けなかった自分にも責任があると言えるのです。
そうすると相手に根に持ち続けることなく、同じ失敗を繰り返さないように成長していくことができます。
他にも次のような問題が起こったときには、被害者になるか自分にも責任があると考えるかどちらの傾向が強いでしょうか?
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こうしたことが起こったときにどのように考えるかで、根に持つ性格かどうかがわかります。
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根に持つ性格は相手に責任があると考えてしまう
何か問題が起こったときに、根に持つ性格の人は、相手に全ての責任があると考えてしまいます。
ただすべてを相手の責任にするのではなく、「自分にも問題を回避できる方法があったのではないか?」と考えることで根に持つこともなくなります。
100%自分が被害者意識で考えていたところを、少しだけ自分に問題がなかったかを考えるようにしてみるのです。
そうすれば根に持つ性格で自らが苦しむことがなくなります。
何が起こっても自分で責任を取る覚悟を持っている人は、他人に対して根に持つことはありません。
反対に自責ではなく、他責で考える傾向があると根に持つ心理をもっているといえます。
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根に持つ性格は白か黒かの二極化で考える
根に持つ人は、白か黒かの二極化で考える心理状態にあります。
つまり出来事を良いか悪いかで判断してしまい、あいつが悪いと結論づけてしまいます。
人間関係は白黒はっきりつけることが難しく、どちらが良い悪いと決めることができません。
白黒はっきりつけれないものを、自分が白であいつが黒だと決めてしまうのが根に持つ人の心理です。
人間関係でもめごとがあったとしても、白黒で決めることはできずグレーなところも存在します。
喧嘩したとしても、一方的にどちらかが黒でどちらかが白とは言い切れません。
グレーな部分もあるにも関わらず、黒か白かと決めつけてしまうと根に持つことになってしまいます。
白か黒かですべてを二極化で考えてしまう人は、根に持つ人の心理状態にあるといえます。
根に持つ性格を改善する方法
根に持つ性格を改善する方法1:怒りの感情をすべて紙に書き出す
根に持つ性格を改善したいときは、頭の中でもやもやしていたり、たまったマイナス感情をいったんすべて紙に書き出すことです。
なぜならいったんすべてのマイナス感情を紙に書きだすことで、これまで根に持っていたことがリセットされるからです。
人目につかないような場所で思いつくままに根に持っていることを全部吐き出すつもりで書きだしてみます。
頭の中でたまった他人に対しての感情はどこかで吐き出さなければ、どんどん蓄積されていつか爆発することになります。
他人を根に持つ気持ちを人にぶつけるか、紙にぶつけるかの違いです。
人にぶつけてしまうとトラブルになる可能性があるので、紙にネガティブな気持ちを全部ぶちまけてしまうのです。
やり方も簡単でA4の紙を1枚用意して、これまで根に持っていた気持ちを全部紙に書きなぐるだけです。
すべて書き出してしまえば自分の気持ちが楽になることに気づきます。
たまりにたまった根に持つ感情が爆発する前に、いったんどこかで自分の中で溜まりに溜まった感情を紙に書きなぐりましょう。
もう出てこないというところまで思いつくままに書いてしまえば、少し気持ちが落ち着いて改善することができるようになります。
根に持つ性格を改善する方法2:相手に感謝できることを紙に書き出す
相手に感謝できることを紙に書きだすと、根に持つ性格を改善する効果があります。
なぜなら根に持つ性格は物事の悪い方面に目が向きがちなので、良い方面にも目を向けることで根に持つ感情が薄れていきます。
根に持つ性格なのに相手に感謝できることなどないと思われるかもしれませんが、無理やりにでも相手に感謝できることを探し出して考えてみることが大切です。
根に持つ性格だと相手の嫌なところばかりを思い描いて怒りがこみ上げてきますが、その考え方こそが自らを苦しめる原因となっています。
根に持っている相手に対して何も感謝できるところが思い浮かばないとしても、そんな相手からでも何かを学び取ることができたのかもしれません。
怒りの感情をすべて吐き出したときと同じやり方で、A4の紙に感謝できることを書いてみるだけです。
怒りの感情をすべて吐き出してから、「もし相手に感謝できることがあるとすれば?」を書くと書きやすいと思います。
根に持つ性格を本気で改善しようとするならば、感謝できる一面を見ることができるようになる必要があります。
感謝できるものの見方、考え方を自らに取り入れる方法が感謝できることを紙に書き出すという作業なのです。
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根に持つ性格を改善する方法3:自分自身のために相手を許すと覚悟を決める
何よりもまず自分自身のために相手を許すことを決めることが、根に持つ性格を改善することになります。
なぜならいつまでも相手のことを根に持つ性格は、もっとも大切な自分自身を苦しめることになるからです。
誰のためでもなく自分自身のために根に持つ性格を改善して、相手を許すと決めることで根に持つ性格は改善し始めます。
根に持つ性格を改善して相手を許すと決めたとしても、最初は全く気持ちがついてきません。
気持ちがまったくついてこなくてもいいので、相手に感謝できることを何度も紙に書いたり、言葉にして唱えていくうちにだんだんと気持ちがついてくるようになります。
こうして紙に書いたり、言葉にして唱えるアプローチをすれば、時間はかかれども内面での感情や気持ちを後からついてこさせるために有効です。
最初は怒りの感情しかなくとも、根に持つ性格を改善すると覚悟を決めるならば必ず怒りの感情は薄れていくはずです。
まとめ
根に持つ性格は他の誰でもなく自分を苦しめることになるので、改善したほうがよい。
根に持つ感情は全て吐き出さないと、どこかのタイミングで吐き出さなければ爆発してしまいます。
根に持つ感情を紙に書き出してデトックスすることで楽になりますが、さらには相手に対して感謝できることを書くと根に持つ性格は改善できるようになります。
参考文献:『鏡の法則』