この記事ではこうした疑問にお答えします。
ささいなことで傷ついたと思ってしまうのは、傷つきやすい考え方の癖をもっています。
何を言われても何をされても傷つかない人は、傷つかない考え方の癖をもっているだけです。
僕はもともとささいなことで傷ついていて、人間関係が煩わしいと思っていたこともありました。
ですが傷つきやすい性格を直すのは、自分の考え方を直してしまえばいいと思ってからはささいなことでは傷つかなくなりました。
この記事では傷つきやすい性格を直したいと思っている人に、考え方を変えて傷つかないようにする方法をご紹介しています。
この方法を実践することで、だんだんと傷つかない自分になっていきますのでぜひ最後まで読んでみてください。
傷つきやすい性格を直したいなら条件反射を見直してみる
ささいなことで傷つきやすいなら、ささいな出来事で自分が傷ついていると条件反射するような状態になっていないかと疑ってみる必要があります。
ささいなことで自分が傷ついたと思ってしまうのは、パブロフの犬で有名な条件反射をしているようなものです。
パブロフの犬の実験は、犬にベルを聞かせてから餌を与えることをくり返していると犬はベルの音を聞いただけでよだれを垂らすようになります。
犬はベルの音を聞くと反射的によだれがでてしまうという反応を示すようになります。
それと同じようにささいなことで傷つきやすい人は、ふとしたことで「自分が傷ついた」と自動的に考えるようにプログラミングされています。
例えば毎日顔を合わせている友人に挨拶をして、友人から挨拶が返ってこなかったとします。
挨拶が返ってこなかったということは事実ですが、その事実に対してどのような反応をするのかは人それぞれ違っています。
自分が嫌われてしまったのではないかと傷つく人もいれば、今日は虫の居所が悪いのかなと意に介さず何も反応しない人もいます。
このように起こった出来事に対してどう反応するのかは人それぞれです。
他人とのちょっとした出来事で繰り返し自分が傷ついてしまったと反応してしまうのであれば、傷つきやすいように条件反射するようになっているからです。
もしも自分の条件反射のせいで傷つきやすくなっているなら、条件反射そのものを書き換えていかないといつまでも条件反射は続いてしまいます。
ただパブロフの実験のように条件反射は後天的に植え付けられたものですから、あとから反応を修正していくことはいくらでもできます。
もしもすぐに自分は傷ついてしまったと反応しているのであればその反応そのものを毎回疑ってみるのです。
たとえば
- 本当に傷つくような出来事なのか?
- 本当に自分は嫌われているのだろうか?
- 単なる推測で傷ついたと思っているだけではないか?
など傷ついたと反射的に思ったことを疑ってみます。
条件反射は無意識に反応してるので、自分がどこか不快に思ったり嫌な感情を持った時にはそのままやり過ごさずに条件反射そのものを疑ってみるのです。
こうして自分が毎回毎回他人とのかかわりで傷ついてしまったと反応することを修正していくことで、後天的に植え付けられた条件付けは書き換えられていきます。
何も意識せずに条件付けに反応していては、人間も動物ですから同じように条件反射が続いてしまいます。
ことあるごとに「自分は傷ついた」と条件反射してしまいます。
けれども、人間が動物と違うところは後天的に植え付けられた条件反射を書き換えていくことができるのです。
傷つきやすい性格を直したいなら、毎回どのように条件反射しているかを意識して修正してみることでだんだんと傷つかなくなっていきます。
まとめ
ちょっとしたことで傷ついてしまっているのなら自分が条件反射してしまっていないかを疑ってみる
後天的に条件反射を植え付けられてしまっているなら、反応を修正することで条件反射は書き換えることができる
もしも他人と関わることで傷つきやすいと感じるなら、出来事に対しての条件反射を修正していくことで楽に生きれるようになる