欠乏感を感じていると、毎日楽しく過ごすことができなくなってしまいます。
なぜなら何をしていてもどこか物足りないと思ってしまうからです。
この記事では欠乏感を感じながら過ごすのをやめて、欠乏感を手放す方法をご紹介しています。
何もかもが満たされて欠乏感がなくなる魔法の方法などありませんが、欠乏感を手放すきっかけになるのでぜひさいごまで読んでみてください。
欠乏感とは?欠乏感がうまれる心理
欠乏感とは今の自分を認めることができずに、何かをして自分を変えようという感覚です。
自分が満たされていないところが目について、もっとがんばらなければという気持ちになってしまいます。
たとえば欠乏感とはこのようなものです。
参考
- 自分は全然だめだ
- 自分は全然勉強ができない
- 自分は全然スポーツができない
- 自分は全然お金がない
- 自分はすごく容姿が悪い
- 自分は鈍くさくて駄目な人間だ
誰しも少なからずこうした欠乏感を感じていて、あるがままの自分を認められない経験を少なからずしています。
欠乏感は自分の中で足りていないものを埋めようとするガソリンのような働きもします。
欠乏感がきっかけとなって、行動する心理がうまれることもあります。
根本的に今の自分を認めることができていませんので、欠乏感から行動してもまた別の欠乏感が生まれることになります。
欠乏感とはこうした、僕たちを行動に駆り立てる原動力になりますが一歩間違うと延々と欠乏感に追われ続けることになってしまいます。
欠乏感があったからこそ成功した例もあるかと思いますが、下手すると一生この欠乏感に追い続けられることになってしまいます。
それでは欠乏感をうまく手放して、欠乏感と上手に付き合う方法をご紹介します。
欠乏感を手放すためあるがままの自分を認める
欠乏感を手放すためには、小さな考え方の習慣を積み重ねることが大切です。
考え方が変わることで、自分が抱えている欠乏感がだんだんと薄れていくからです。
たとえば次の3つの欠乏感で考えてみましょう。
参考
- 自分は全然お金がない
- 自分は鈍くさくて駄目な人間だ
- 自分は全然勉強ができない
人は何かが足りていないと足りていないことばかりを考えてしまう傾向があります。
お金が足りないときには寝ても覚めてもお金のことばかりを考えてしまいます。
お金に対しての欠乏感にとりつかれている状態です。
お金のことばかりを考えてしまうなんてみっともないと思いつつも、ふと気づけば預金通帳の残高のことを考えてしまいます。
また、自分は鈍くさくてダメな人間だと思えば自分のダメなところばかりが目についてしまいます。
極端な話、駅の改札でちょっと足をつまずいただけでも自分は鈍くさくてダメな人間なんだと思ってしまいます。
自分は勉強ができないと思えば、簡単な問題が解けなかっただけでやっぱり自分は勉強ができないと思ってしまいます。
先生からの質問に答えられなかっただけでも、勉強ができないという欠乏感に満たされてしまいます。
こうして足りていないということがいったん目についてしまうと、考えないようにしようと思っても欠乏感が頭をよぎってしまうのです。
こうした欠乏感ばかりを考えてしまう症候群を抑制するにはどうすればいいのでしょうか?
実は意外に簡単な方法だったりします。
どうしても自分の足りていないところばかりが目についてしまい、いつもそのことばかりを考えてしまいます。
お金がないときはお金のことばかりを気にしてしまうし、自分のダメなところが目についてしまったときは自分のダメなところばかりが目についてしまいます
欠乏感を手放す方法は、自分が欠乏感を感じている自分をあるがまま認めてあげることです。
たとえば次のように自分のあるがままの自分の状態を認めてあげるところからはじまります。
- お金がないならお金がない自分を否定せず認めてあげましょう。
- 自分は鈍くさくて駄目な人間なら無理して機敏になろうとせずあるがままの自分を認めてあげましょう。
- 自分は勉強ができないと思うなら、勉強が苦手な自分を認めてあげましょう。
多くの人は現状の状態を否定するところから入っているのではないでしょうか?
あるがままの自分を認めてあげることで、欠乏感は少しずつ薄れていきます。
あるがままの自分を認める方法は、野口嘉則さんの「これでいいと心から思える生き方」に詳しく書かれています。
欠乏感に支配されずあるがままの自分で生きる方法が書いている本なのでぜひオススメです。
欠乏感を克服してあるがまま生きるためのヒントはこちらの記事もどうぞ
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あるがままを受け入れると心が軽くなるのはなぜ?【目的に全集中して楽に生きよう】
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欠乏感を手放すために自分のできる範囲で他者に与えてみる
欠乏感を手放すためには、自分のできる範囲でいいので相手に貢献することを考えてみましょう。
お金がないと思えばお金がないことばかりが、頭をよぎってしまいます。
そうするとお金が足りていないという欠乏感は、考えれば考えるほど大きくなっていきます。
またこの思い込みにも似た欠乏感をいやしていくための練習もあります。
それは第三者に自分のできる範囲で与えることによって自分の欠乏感を癒していきます。
足りてない足りてないと思い込んで自分の中でため込もうとするからますます欠乏感は膨張していきます。
ですがこれを第三者に与えることを始めたときに、欠乏感はだんだんと薄れていきます
不思議なものですが、お金がないと欠乏感で満たされていた頭が、小さな範囲で気持ち良くご馳走してみるとだんだんと欠乏感が癒されていきます。
自分は欠点ばかりだと思い込んでいたけども、相手の欠点を認めて褒めてあげれるようになると自分の欠点も気にならなくなっていきます。
このように欠乏感ばかりをいくら考え続けていても癒されることなかった欠乏感は他者に与えることを始めるとだんだんと癒されるようになります。
まずは最初の一歩としてお金が足りないと頭がいっぱいのときに、高価なものでなくていいので缶ジュースでもご馳走してあげることをお勧めします。
こうして与え続けることによって欠乏感で頭がいっぱいだったものが、だんだんと手放すことができるようになっていきます。
まとめ
欠乏感は与えることによって癒される
足りていないという感情は単なる自分の勝手な思い込みといえる
与え続けることで欠乏かんが癒され、足りていないと思っていたものが手に入る