この記事ではこうした疑問にお答えします。
対人恐怖症は相手に理解されず、人間関係で誤解されやすいことも痛いほどよくわかります。
この記事を読めば、対人恐怖症を克服して気疲れすることなく友達を作る方法がわかるので最後まで読んでみてください。
対人恐怖症で友達がいないと悩んでる人へ
対人恐怖症で悩んでいると、自ら友達と距離を置いてしまいます。
自分はうまく人と接することができないと思い込んでしまうと、思い込んだとおり人と接することが苦手になってしまいます。
対人恐怖症で悩んでるときでも、『無理なく友達ができる方法』をご紹介していきます。
『対人恐怖症を克服する方法』も以下の記事にまとめていますのでぜひ合わせて読んでみてください。
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友達を作るためには:相手に関心を寄せる
「人は自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」という原則があります。
人は自分のことを親身になって気にかけてくれる人に関心を持つようになるからです。
対人恐怖症で友達がいないと自分に意識が向いてしまい、相手のことまで関心を寄せる余裕がないのもよくわかります。
ですが自分に意識を向ければ向けるほど、人と接することが不安になります。
たとえば飲み会などで自分が会話の輪に入れないとします。
自分の発言がどう思われるのかが気になって話せずにいると、飲み会が終わったあとにしんどくなってしまいます。
こうしたときにも、「自分がどう思われるのか」を気にするのではなく相手に関心を寄せるだけに意識を集中します。
ただ相手に関心をもつという原則に従うだけです。
うまく話せるかどうかではなく、相手に関心をもつことに意識を集中すれば不安な気持ちが楽になります。
無理に会話に入ろうとせずに、相手に関心をもつだけでこちらに関心をもって友達になる人は必ず現れるはずです。
友達を作るためには:いつも笑顔でいる
いつも笑顔を忘れないでいることで友達は自然に集まるようになります。
なぜならただ笑顔を忘れないだけで、人は好感をもって親しくなろうとするからです。
いつも笑顔でいることは相手にとっても自分にとっても次のような効果があります。
ポイント
- 笑顔は相手に好意をもっているというメッセージを与える
- 笑顔でいることで不安な気持ちが薄れていく
対人恐怖症で辛いときは無理に友達と話そうとしなくとも、笑顔でいることを忘れなければ相手に好感をもってもらえます。
笑顔を振り向けられた人を嫌いになる人などほとんどいません。
また笑顔など見せる気にもならないときは、無理してでも笑ってみることです。
『幸せだから笑うのではない。笑うから幸せになる』のです。
対人恐怖症で辛いから笑顔を見せないでいると、よけいに辛くなってしまいます。
無理してでも笑っているからこそ、辛いという気持ちが薄れていくのです。
友達をつくるためにも、いつも笑顔でいることは大切です。
友達をつくるためには:相手の名前を覚える
人は自分の名前にとてつもない関心をもっています。
なぜなら自分が生まれてから最も聞いてきた言葉が、自分の名前だからです。
相手の名前を憶えて頻繁に呼ぶことで、相手はこちらに好感をもつようになります。
名前は物心ついたときから何度も呼ばれている、もっとも快くたいせつな響きをもった言葉です。
自分の名前をちゃんと覚えてくれている人のことをないがしろにする人はいません。
相手の名前を覚えることは、相手のことを尊重しているというメッセージになります。
言葉巧みなコミュニケーションなど必要なく、相手の名前を呼ぶことを意識するだけで人は好感を持ちます。
たとえば人前で話すことが緊張している場合でも次のような発言をするだけでも大丈夫です。
参考
- ○○さんさすがですね
- ○○さんはいつも良いこと言いますね
- ○○さんの話をもう少し聞かせてもらってもいいですか?
- ○○さんの話って面白いですね
- ○○さんすごいですね
こうしたことを言われて好感を持たない人はほとんどいません。
自分が最も愛着をもつ名前を呼ぶことで相手に関心をもってもらうことができます。
まずは名前を覚えて呼んでみることで、対人恐怖症で辛くとも友達はできるようになります。
友達を作るためには:無理に話そうとせず聞き手にまわる
人は他人に対してもつ興味の100倍以上もの興味を、自分自身にもっています。
なぜなら人は自分のことに最も興味を持つ生き物だからです。
こちらが無理に話そうとしても相手は自分のことにしか興味がないので、聞き手にまわったほうが人から好感をもたれます。
人は自分の話を聞いてほしいと思っているので、無理して話そうとせずに聞き手にまわれば人間関係を築くことはできます。
対人恐怖症で人前で緊張するときは、無理に話そうとせず聞き手にまわりましょう。
たとえば
- 相手の話にうなずく
- 相手の話したことをリピートする
- 相手の話に驚く
- 相手の話に共感する
などのように相手の話にしっかり意識を向けていると、人と接するときの不安が少し楽になります。
対人恐怖症で友達ができないときは、無理に話そうとせずに聞き手にまわることで話を聞いてもらいたい人が集まってきます。
友達を作るためには:SNSを活用する
友達を作るためには、無理に対面で友達を探す必要はありません。
なぜなら対面が苦手なら、SONSを使って友達を作ることができるからです。
たとえばTwitterでは実名でなくとも、匿名から始めて自分と合いそうな人を探すこともできます。
対面で友達を作るのが苦手ならば、SNSでいくらでも友達を作ることができます。
仮に人間関係がこじれたとしてもアカウントを解約してしまえば、まったくリスクはありません。
SNSの友達はリアルの友達とは違うと思うかも知れません。
けれどもSONSで友達を作って気が合えば、実際に合って友達に発展することもあります。
友達を作るためにはSONSを活用するのも、有効な手段の一つといえます。
友達を作るためには:相手が最も関心のあることを話題にする
人と接するときは相手が最も関心のあることを話題にすることです。
自分が無理に話そうとしなくても、相手が関心のあることを話題にすれば喜んで話をしてくれるからです。
自分の発言が相手からどう思われるのか不安だとしても、相手の興味・関心のあることを話題にすればこちらに好感をもってもらえます。
相手は自分が関心のあることを話すため、会話が面白かったという印象をもつからです。
たとえば会話の相手が野球が好きだとすれば、野球を話題にしてあとは聞き手にまわることです。
相手が野球に関心をもっていれば、相手は水を得た魚のように野球のことを話してくれます。
相手が関心のあることをこちらも熱心に聞くと、好感をもってもらえます。
話題に困ったときは、相手が関心のあることをまず話題にすることで自然に友達ができるようになります。
友達を作るためには:相手を心からほめる
対人恐怖症で友達がいないと悩んでいるときは、相手を心からほめることを試してみてください。
なぜなら人は心からほめられることに、とても飢えているからです。
人間は「自分が重要な人物でありたい」という願望を万人がもっています。
この「自分が重要な人物でありたい」という願望を満たしてくれる人には、多くの人が集まってきます。
この相手をほめて重要感を満たすという法則は、孔子や老子、キリストや釈迦にいたるまで歴史上の人物が同じことを言っています。
それほど相手を心からほめることは、相手の心をつかむことに効果があります。
対人恐怖症で人と関わるのが辛いときは、たとえば次のような言葉をかけるだけでも効果があります。
参考
- ○○さんさすがですね
- ○○さん素晴らしいですね
- ○○さんすごいですね
相手を心からほめることが上手になると、友達がいないと悩むことはなくなります。
相手の方から自分の自己重要感を満たしてもらおうと、近づいてきます。
また対人恐怖症で苦しんでいるときは、自分に意識が向いて不安になっている状態です。
相手をほめることは、自分に向いていた意識を相手に向けることでもあります。
相手を心からほめて重要感を満たしていくことで、無理なく友達関係を築くことができるようになります。
まとめ
対人恐怖症で友達がいないと悩んでいる人に人間関係を築く原理原則をご紹介しました。
人と関わることに不安や恐怖心があるので、できるだけ負担の少ない方法を挙げています。
実際に僕も対人恐怖症で友達がいないと悩んでいて、試してみて効果があった方法ばかりです。
対人恐怖症で友達を作るために参考となるのが、『人を動かす』です。