メンタルヘルス

対人恐怖症に森田療法を試してみようと思ってる人へ。【おすすめ本も紹介】

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対人恐怖症で森田療法が効果があると聞いたけど本当かな?

体験談を聞かせてほしい。

 

この記事ではこうした疑問にお答えします。

 

この記事を書いている僕は、長年対人恐怖症で苦しんできていろんな対処法を試してきました

 

森田療法も試したことがあるので、実際の体験談を書いていきます。

 

森田療法を試してみると対人恐怖症が少し楽になるので、試したことがない方はぜひ試してみてください。

 

対人恐怖症の特徴

 

対人恐怖症は人前に出ることや人と接することを極度に嫌がったり怖がったりすることが特徴です。

 

自分がどう思われてるか気になったり、他人と交流することが不安になったりして日常生活に支障が出ている状態です。

 

対人恐怖症の主な特徴は以下のとおり。

 

参考

  • 人前で顔が赤くなってしまう
  • 自分の表情が気になってしまう
  • 他人の視線を気にしてしまう
  • 自分の顔や体が醜いと思い込んでしまう
  • 人前で字を書くときに手が震えてしまう
  • 電話を人に聞かれることを気にしてしまう
  • 人前で落ち着いて食事することができない
  • 自分の発言で他人を傷つけないよう異常に気を使う
  • 自分は会話が下手と思い込んで人と話せなくなってしまう
  • 人前で話すときにどもってしまう
  • 人前に出ると異常に汗が出る
  • 自分の体臭で人が不快になってると思ってしまう
  • 自分の唾を飲み込む音が人に不快になってると思ってしまう

 

対人恐怖症になってしまうと、自分の症状をどうにかしたいと意識すればするほどますます悪化してしまいます。

 

まずは自分の特徴を受け止めて、抵抗しようとせずにあるがまま受け止めてしまうことが効果的です。

 

森田療法とは

 

森田療法は慈恵医科大学の初代精神科教授、森田正馬が1919年に確立した精神療法です。

 

対人恐怖症だけでなく、脅迫症やパニック症にも効果があるとされています。

 

森田療法の特徴は人に対しての恐怖や不安を排除しようとするのではなく、あるがまま受け入れるようにします。

 

恐怖や不安に意識が集中すると、恐怖や不安の感覚はより大きくなってしまいます。

 

怖いということを意識し過ぎると、さらに恐怖心が膨らむという悪循環に陥ってしまいます。

 

たとえば人と話すのが怖いという感情に意識が向きすぎると、身体も緊張していきよけいに恐怖心が大きくなってしまいます。

 

人が怖いという感情をあるがままにしておいて、怖くてもいいからとりあえず話してみることを目的としてみます。

 

こうした恐怖や不安を意識してどうにか抑え込もうとするのではなく、そのままにしておいて本来取り組むべき課題をたんたんとこなしていきます。

 

恐怖や不安にむいてしまっている意識を、自分が本来取り組むべき課題に意識を集中させると少しずつ気持ちが落ち着いていきます。

 

恐怖や不安な気持ちは天気と同じでコントロールしようとしてできるものではなく、時間がたてば自然に落ち着くようになっています。

 

無理にコントロールしようとして恐怖や不安を増大するよりも、意識を自分がやるべきことに向けて対人恐怖症を克服していきます。

 

対人恐怖症は不安な恐怖や不安な気持ちを無理に抑え込もうとして、より恐怖や不安な感覚が大きくなってしまいます。

 

人間にとって不安や恐怖は自然な感情でコントロールしようとすることは不可能です。

 

不安や恐怖の感情をあるがまま認めて、やるべきことに意識を集中させるのが森田療法です。

 

対人恐怖症を森田療法を使って改善しようとした体験談

 

対人恐怖症で苦しんでいた僕は、どうにかして普通の生活を送れるようになりたいといろんな方法を試してみたました。

 

実際に自分で対人恐怖症を克服しようとして試した方法は以下の記事にまとめています。

 

対人恐怖症で毎日仕事が辛い状況を克服した方法を紹介

続きを見る

 

試してみて効果があった方法はいくつかありましたが、森田療法も対人恐怖症の不安を和らげるのに効果がありました。

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僕の場合他人の視線を異常に気にして怖くなってましたが、怖いという感情を無理に抑え込もうとせずあるがまま怖いと思うようにしました。

 

これまでは怖いと思う感情に無理やり蓋をして人と接するようにしていましたが、感情をコントロールしようとすればするほど苦しくなっていました。

 

もう怖いと思う感情はコントロールできないと割り切ってしまって、人と接するときは怖いと思いながら接するようにしていました。

 

人と接するときには、「おどおどせずに話さなければならない」という考えにとらわれていて、怖いと思う感情を抑え込もうとしてより怖くなるという悪循環に陥っていました。

 

ある日、「もう怖いものは仕方がない。怖いと思いながら自分ができることをやろう」と思ってある意味割り切ってしまってから、少しずつ怖いという感情が薄れていきました。

 

今思うと自分が怖いと思うことはみっともないと無理に感情を抑え込んで、感情をコントロールしようと不可能なことをやっていたと思います。

 

森田療法を勉強するためのおすすめ本

 

僕は森田療法を独学で勉強して自分の生活の中に取り入れていきましたので、森田療法のやり方を勉強するためのおすすめ本も紹介しておきます。

 

森田療法のすべてがわかる本

 

イラストが多くてわかりやく書かれているため、頭に入ってきやすい本です。

 

最初にこの一冊を読んでから、もう少し詳しく書かれた本を読んでみるとより森田療法の理解がしやすいと思います。

 

 

森田療法

 

少々難しいことが書かれていますが、がんばって読み終えることができれば森田療法をより理解することができます。

僕はこの本を読んで、あるがまま怖いという気持ちを受け入れることができるようになりました。

 

 

こちらも入門書なので、森田療法が非常にわかりやすいく書かれています。

森田療法のキーワードである「あるがまま」とはどういう状態かが、より理解することができるようになります。

 

 

まとめ

 

森田療法は対人恐怖症で不安や怖いという感情を無理にコントロールしようとせずに、あるがまま受け入れる心理療法です。

 

人が怖いという感情を無理に押さえつけようとすると、さらに怖いと思う感情が大きくなり悪循環になってしまいます。

 

「人前でおどおどしてはならない」などのとらわれた考え方をしてしまうと、よけいに感情を抑え込もうとしてしまいます。

 

感情をに蓋をするのは不可能なので、自分ができることに意識を向けていると人が怖いという気持ちは薄れていきます。

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