この記事ではこうした疑問にお答えします。
僕はもともと良いアイデアが思い浮かぶのは、才能がある人だけだと思っていました。
ですが前田裕二さんの『メモの魔力』を読んでアイデアを思いつくコツが身についてからは、良いアイデアを思いつくコツがわかりました。
この記事では前田裕二さん著書の『メモの魔力』を参考にしながら、良いアイデアを思いつく効果を紹介しています。
良いアイデアが思い浮かばずに悩んでる人にはオススメの方法なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
メモの魔力の感想【メモの魔力を使えば魔法と同じような効果が期待できる】
アイデアが思い浮かばないなら、メモをとることを習慣にすることでアイデアが浮かぶ土台をつくることができます。
なぜならアイデアは目の前にある事実から、どんな着想を得ることができるかが大事です。
目の前の事実から、「そこから何が言えるのか」、「どうアクションするのか」を一歩踏み込んで考えることでアイデアが思い浮かぶからです。
その一歩踏み込んでアイデアを思い浮かぶためのツールとして、メモをとることが効果的です。
一般的にメモといえば事実のみを忘れないように書き留めておくものと思われがちです。
ここでいうメモをとるの定義は、事実を書き留めることではありません。
その事実から着想を得て、
ポイント
- そこから何が言えるのか
- どうアクションするのか
まで転用させることにメモを活用することでアイデアが生まれます。
単純な目の前の事実から一歩踏み込んでアイデアに転換できるまで、メモを思考を補助してくれるツールとして活用します。
アイデアは頭の中で漠然と考えてるだけでは、よほどの天才出ない限り思い浮かびません。
メモをとって目の前の出来事から、独自の発想やセンスが思い浮かぶのを手助けする最強のツールとなるのがメモなのです。
たとえばディズニーランドに行って楽しい経験をしたとします。
この楽しかった経験を、「ヤバイ」とか「楽しかった」の一言で片付けてしまうと何のアイデアも生まれません。
そこから自分の思考を掘り下げてみて、「どんなところがヤバかったのか」、「なぜ楽しかったのか」をメモしていくとアイデアを思いつく土台ができます。
目の前の事実をメモを使って深く掘り下げて考える習慣ができると、アイデアを思いつく土台が出来上がります。
目の前の事実からさらにアイデアまで発展させるトレーニングをするのがメモをとることです。
アイデアが思い浮かばず悩んでる人は、まずメモをとる習慣を作るとアイデアが浮かぶ土台が出来上がります。
メモの魔力を使うことで日常に隠れてるアイデアに気づける効果がある
日常にはアイデアのヒントがたくさん隠れています。
僕たちは日常のアイデアのヒントに気づかずに素通りしてますが、メモの魔力をつかうと日常に隠れてるアイデアに気づく効果がありあます。
アイデアのヒントに気づくためにも、メモは役に立ちます。
僕らは良くも悪くもたくさんの情報を素通りしてしまっています。
目の前には情報が溢れていて、アイデアの源泉となる情報は必ず存在します。
けれどもそのアイデアの源泉となる情報に気づくアンテナが立っていないため、情報に気づくことができません。
目の前にお金が落ちているのに、落ちていることに気づかず素通りしているようなものです。
メモをとることで、目の前のアイデアの源泉となる情報をアンテナを全開、毛穴全開にして自分に取り入れることができる効果があります。
メモを取ることは、情報への感度を高める効果を持つことに他なりません。
目の前の情報を素通りすることなく、アイデアの源泉を見落とさない効果を得るためにもメモは有効なのです。
メモを取り続けることで、情報への感度が高まり、情報から着想を得てアイデアが出せる効果があります。
日常にあるアイデアのヒントを見逃さないためにも、メモをとることは有効です。
いったんメモを取ることを習慣にしてみると、これまでアイデアのヒントをたくさん見落としてきたことに気づくようになります。
アイデアがどんどん浮かぶメモの魔力のやり方をまとめてみた
ここからは具体的にアイデアが浮かぶメモの書き方をご紹介します。
ノートを見開きで使う
メモをとるときに、ノートは左右の見開きで使います。
左のページには事実、右のページには発想を書込んでページを使い分けます。
左のページには事実とその要約、事実を一言でまとめた標語など左脳的な言葉を書き込んでいきます。
右のページには左のページの事実を他に応用可能なレベルまで抽象化して、より汎用性の高い右脳的な言葉を書き込んでいきます。
メモをとるときに左右のページを使うのは理由があります。
一つは書き込むスペースを広くとることで、思考の幅を広げるようにすること。
次に左のページには左脳的な事実、右のページには右脳的な発想を書くことで脳の機能を最大限活かせる効果が期待できる。
最後に左のページの事実は埋まりますが、右のページが空白になりやすいこと。
右側のページが空白になることで、空欄を埋めようとして脳が働き始めます。
空欄を埋めるために脳が働くことで、発想が自然と生まれるようになるのです。
ノートを見開きで使うことで、左脳と右脳の能力をフル活用することができるようになります。
事実→抽象化→転用の枠組みで書く
メモをとるときは、「事実→抽象化→転用」の3つの枠組みで書きます。
3つの枠組みでメモをとるステップは以下のとおりです。
step
1インプットした事実をもとに
step
1気づきを応用可能な粒度に抽象化し
step
1自らのアクションに転用する
この事実を抽象化して転用するプロセスが、アイデアを生み出すカギになります。
事実を抽象化するための考え方のコツが、「どんな(特徴)?」、「なぜ?」と問いを投げかけることです。
あらゆる事実に対して、「どんな(特徴)?」、「なぜ?」を問いかけることで事実を抽象化する訓練になります。
具体的な事象から、より抽象度を上げて他に転用できる状態にします。
抽象度を上げることで、他に転用することができるようになります。
そこで得た気づきを他に転用することができないかをメモしていきます。
日付、要約、標語を書く
メモをとるときには、日付、要約、標語を書いておきます。
日付を書くのはいつ書いたのかがわかるようにしておくために記録しておきます。
要約はメモをとり終えたあとに、「要するに何が一番大事なのか?」を書き記しておきます。
後ほど見直したときに、すぐにそのメモの心臓部分を思い返せるように記録しておきます。
標語は事実に対して、「一言で表すと何か」を書いていきます。
事実に対して標語をつけていくことで、標語をつける言語化力が磨かれていきます。
要約は大量のメモを要約する訓練になります。
標語をつけることは、事実をより抽象度の高い一言で表現する訓練にもなります。
まとめ
アイデアが思い浮かばないなら、『メモの魔力』の方法を使うとアイデアが浮かぶ土台ができる
日常にアイデアのヒントが溢れているが、そのアイデアのヒントに気づかず素通りしてしまっている
メモを取ることで情報への感度が高まる効果がある
適切にメモを取ることで左脳と右脳をフル活用することができる
メモは具体的な事象を抽象化する訓練にもなる
参考文献『メモの魔力』