この記事ではこうした疑問にお答えします。
真面目で良い人ほど、何か問題が起きたときに全部自分が悪いと落ち込んでしまいます。
問題が起こったときに自分一人が全部悪いなんてあり得ません。
けれどもなぜか全部自分が悪いと思って落ち込んでしまうのです。
この記事では全部自分が悪いと落ち込んでしまう人のために、そのように考えてしまう原因について書いています。
全部自分が悪いと落ち込む必要がなくなるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
全部自分が悪いと落ち込む気持ちが楽になるのは水島広子さんの『それでいい。』という本もオススメです。
全部自分が悪いと落ち込むのは他人との境界線が弱いから
全部自分が悪いと落ち込むのは、他人と自分との境界線が弱いからです。
なぜなら他人との境界線が弱いと、傷つくのを避けて自分が悪いことで折り合いをつけようとしてしまうからです。
他人との境界線が弱いと他人からの圧力に屈して、全部自分が悪いと責任を背負ってしまいます。
たとえば夫婦喧嘩でも相手との境界線が弱ければ、どちらか一方がずっと全部自分が悪いと思い続けてしまいます。
相手が怒っているのを自分の責任と感じて、一方的に責任を感じてしまいます。
相手にこちらの主張をぶつけて傷つけることを、自分が傷つくのと同じように恐れてしまうのです。
もちろんしっかりと他人との境界線ができていても、全部自分が悪いと落ち込む人はいます。
そういう人は次章で紹介する、全部自分が悪いことにして簡単に解決できる方法を選んでいます。
こうして他人との境界線が弱いと、他人を必要以上に恐れて全部自分が悪いと落ち込むようになってしまうのです。
全部自分が悪いと思った方が問題は簡単に解決できる
全部自分が悪いと落ち込むのは、そうした方が問題が簡単に解決してしまうからです。
なぜならば全部自分が悪いことにしてしまえば、それ以上議論する必要もなく問題が解決してしまうからです。
たとえば友人と喧嘩したときも、全部自分が悪いと言ってしまえばそれで問題が解決してしまいます。
お互いに悪いところを認め合うのは面倒なので、全部自分が悪いことにしてしまうのです。
このやり方は簡単に問題が解決しますが、お互いにとって良い解決方法を見つけるのを放棄しています。
全部自分が悪いとすることで、丸く収めようとしてしまうのです。
もちろん全部自分が悪くして、自分が我慢すれば相手も満足する解決策ともいえます。
ですが問題が起きれば全部自分が悪いというのはあり得ません。
相手の過失まで自分一人が悪いと思って落ち込む必要などないのです。
こうじて全部自分が悪いことにして問題を簡単に解決しようとするとのは、より良い解決方法を考えるのを放棄しています。
悪いのは自分だけではないと主張するときの不安
全部自分が悪いと落ち込まないためには、相手にも過失があるのを主張する必要があります。
これまで全部自分が悪いことにしていた人にとっては、こちらが主張するのは不安を感じるはずです。
なぜなら相手から受け入れられないことに免疫がないからです。
「私だけが全部悪いのではなく、あなたにも責任はある」と主張するのは慣れないと不安や恐れを感じます。
そのときには不安や恐れを押さえるのではなく、あるがまま感じてしまうのが大切です。
不安や恐れは押さえつけるとよけいに大きな感情になります。
あるがまま感じて受け止めてあげれば、その感情は薄れていきます。
こうした不安や恐れをしっかりと感じて受け入れてあげると、少しずつ自分の意見を主張するのが不安でなくなります。
自分の意見が主張できるようになると、自分も相手の意見も大切にすることができるようになります。
こうして不安とうまく付き合うことで、全部自分が悪いと落ち込む状態から抜け出していくことができるようになります。
こちらもチェック
-
不安を払拭しようとするとよけいに不安になる【不安と上手に付き合う方法を紹介】
続きを見る
まとめ
問題が起きたときに全部自分が悪いというのはありえない
他人と境界線を引けるようになると、全部自分が悪いと思わなくなる
全部自分が悪いことにしまえばすぐに解決できるが、自分だけが落ち込んでしまう
自分が主張したときの不安な気持ちは、抵抗せずに受け入れる