この記事ではこうした疑問にお答えします。
『コンサル1年目が学ぶこと』は、コンサル業界だけでなく、どんな業界でも普遍的に応用できるスキルが詰まっています。
僕もベテランのビジネスマンですが、勉強になるところがたくさんありました。
『コンサル1年目が学ぶこと』を読めば業界業種問わず活躍できるスキルを学ぶことができます。
実際に読んでみた感想を書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
自分がこの本を読もうと思った理由
ビジネスの業界に長くいますが、まだ基本的なスキルを身につけることができていないと思ったからです。
仕事のスキルを教えてもらえる環境ではなかったので、自分でスキルを身につける勉強をしないとこの先自分が使い物にならなくなるという心配がありました。
たとえば、「考えるとは自分の意見をもつこと」という言葉があります。
相手に対して自分の意見を伝えることは、自分の付加価値を出すという意味でも大切なことです。
けれども僕は、どこかで聞いてきた内容を自分の意見と混同して発言したりしてましたので、考えて出した自分の意見ではなく他人の意見を話しているだけでした。
こうした基本的なスキルはしっかり体系立てて学ばないと、身につきません。
改めて自分が長くビジネスの業界にいながら、基本的なスキルを身につけていないという自覚があったのでこの本を読もうと思いました。
著者のプロフィール
大石 哲之
慶応大学環境情報学部卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に勤務。戦略部門のコンサルタントとして、事業戦略の立案、M&A、業務改革プロジェクトなどに従事。
その後、インターネットスタートアップ、コンサルティング、エグゼクティブサーチファームの創業・パートナーなどを経て、現在は海外に拠点を移し、投資家としてプライベートな活動を行っている。
著書に「3分でわかるロジカルシンキングの基本」(日本実業出版社)、「過去問で鍛える地頭力」(東洋経済新聞社)など20冊以上。
本の概要
この本では、コンサル業界だけで通用できるスキルが書かれているのではなく、業界を問わずに普遍的に応用できるスキルがまとまっています。
コンサルタントが1年目に、学んだことが10年、15年たっても色あせない内容が網羅されています。
たとえば著者がコンサル業界を卒業して、各方面で活躍している方に取材をして、30個の重要なスキルに絞って解説をしてくれています。
30個の重要なスキルは4部構成になっており構成は以下のとおりです。
参考
- コンサル流話す技術
- コンサル流思考術
- コンサル流デスクワーク術
- プロフェッショナル・ビジネスマインド
これらのスキルは、業種、業態を問わず使える内容になっていますので、どれか一つでも自分の身につけることができれば自分のビジネススキルはアップするはずです。
この本を読んで得られるもの
何年たっても色あせることのないビジネススキルが手に入ります。
なぜなら、どの業界、職種でも通用するビジネススキルが凝縮して紹介されているからです。
たとえば僕は「ビジネスは相手の期待を超え続けること」という言葉にハッとさせられました。
何度か目にした言葉ではありましたが、相手の期待を超え続けてきたかと思うと改めてできていなかった自分に気づくことができました。
相手の期待を超えることは、簡単ではありませんが意識しないとできません。
相手の期待値がどのくらいなのも意識しようとしなければ、超えることなどできません。
これから変化がさらに激しくなるので、どの環境にいたとしても求められるスキルを得ることができます。
もちろん本を読んだからといってすぐにできるようにはなりません。
ですが、自分がピンとくるようなスキルがあれば掘り下げて勉強してみる価値はあります。
一度身につければ、ずっと色あせず使い続けることができるスキルを学ことができる一冊です。
この本はどんな人にオススメか
まずは新入社員への、ビジネススキル入門書としてオススメです。
けれども、ベテランのビジネスパーソンにとっても学びになる要素はたくさんあります。
なぜなら多くの人はコンサルの業界では働いていないため、コンサルで教わるビジネススキルを学ぶ経験が少ないからです。
コンサル業界に働くことができれば、日々の業務の中でビジネススキルを学ぶことができます。
けれども、みんながみんな普遍的なビジネススキルを学べるわけではありません。
飲食業界に就職したとしても、この本に書いている思考術を使って問題を解決することは可能なはずです。
新入社員以外の方もぜひ手に取って、さらにスキルアップしたいという方にオススメの一冊です。
この本を読んでどんな課題が解決できそうか
目次を読んで自分に足りていないスキルがあるなら、それは仕事の課題解決に役に立ちます。
なぜならどんな仕事にも役立つスキルを厳選して紹介しているからです。
たとえば僕などは本を読むのが好きなので単なる情報収集マニアになってしまっていることが課題でした。
情報を得るだけでは不十分で、そこから自分なりの意見を導き出すことが自分の頭で考えることになります。
この本の中で、「ビジネス力は情報量ではなく考えること」とあり、自分で考えるヒントになりました。
単に得た情報を右から左へ流しているだけでは、自分の意見や付加価値がうまれません。
得た情報を自分の頭で考え、自分の意見を持つことを癖づけることが学びとなりました。
このように自分の仕事で引っかかっている課題があるなら、解決するためのスキルが網羅されています。
自分が抱える仕事の課題解決のためにぜひ役立ててみてください。
まとめ
『コンサル1年目が学ぶこと』はコンサル業界だけでなく多種多様な業界で応用がきくビジネススキルを学ぶことができる
「考えるとは自分の意見をもつこと」、「ビジネスとは相手の期待を超え続けること」など珠玉の言葉が多い
『コンサル1年目が学ぶこと』は自分のビジネススキルで足りていないところを補うことができる