この記事ではこうした疑問にお答えします。
この記事を書いてる僕も、もともと謝ることが苦手でした。
小さいころから自分が悪いとわかっていても、どうしても謝ることができない子供でした。
素直に謝れない性格だったのでさんざん痛い経験をしましたが、今でこそやっと人並みに謝れるようになっています。
『素直に謝れない性格』を治すのはそれほど難しくはありません。
謝れない自分を治す方法を知っていれば、自分が悪いときにはちゃんと謝れるようになります。
謝りたくても謝れずに悩んでいる人のために、抵抗感なく謝れるようになる方法を解説しています。
謝れる自分になると人生が生きやすくなるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
素直に謝れない理由と心理
素直に謝りたくても謝れない理由と心理を理解すれば、グッと謝ることへのハードルが下がります。
謝りたくても謝れない理由と心理をまとめたので参考にしてみてください。
プライドが高くて謝れない
プライドが高いと謝りたくても謝れない原因になります。
プライドが高い人は、謝ると自分のプライドが傷ついてしまうからです。
「ごめんなさい」という言葉を発することは、自分のプライドが許しません。
プライドが高い人が謝るということは、自分が相手に負けを認めたことになると錯覚してしまいます。
間違ったことをして謝った方が自分の価値が上がるのですが、プライドが高い人はなかなかそれが理解できません。
プライドが邪魔して謝りたくても謝れないのです。
プライドが高いのは自分価値ある存在と認めているということでもあります。
本当に価値ある存在とは、間違いを素直に認めて謝れる人だということが腹落ちできれば素直に謝れるようになります。
自分が傷つくことが怖くて謝れない
自分が傷つくことに過敏になっている人も、謝りたくても謝れません。
自分の非を認めて謝ることは、自分が傷つくことになると思っているからです。
謝るという行為をすることで、自分を過剰に責めてしまい傷つくことを恐れてしまいます。
「ごめんなさい」という言葉を発すると同時に自分を責めてしまい、自分で自分を傷つけてしまいます。
謝るという行為をすることで、自分の価値は何ら傷つくことはありません。
自分の非を認めて謝ることは、自分の価値を下げ傷つくことだと錯覚してしまっています。
ですから謝ることは自分を傷つけることになってしまうので、謝りたくても謝れなくなってしまいます。
周りの目を気にしすぎて謝れない
周りの目を気にしすぎると素直に謝れなくなってしまいます。
素直に謝る自分を周りの人に見られるのが耐えられないからです。
周りの目を気にする人は、自分が素直に謝っている姿を周りに見られると恥をかいているように感じてしまいます。
周りに誰か見ている人がいると、謝るべき人よりも周りの人にどう思われるかを先に気にしてしまいます。
周りの目を気にする人は、周囲に誰もいなければ比較的素直に謝ることができます。
間違ったことをしたら素直に謝ることで、周りの評価も上がるので必要以上に周りの目は気にする必要はありません。
謝ったら負けと思ってしまっている
謝ったら負けと思っているのも、素直に謝れない人の心理です。
何事も勝ち負けで判断する傾向が強い人が、謝ったら自分の負けを認めることになると考えてしまいがちです。
勝ったか負けたかは自分の判断でしかありませんので、謝らなかったから勝ったということにはならないのを理解しておきましょう。
反対に素直に自分の非を認めて謝ることで周りの評価を得ることができれば、勝ったことになるのかもしれません。
謝ること=自分の負け
という価値観を持っている限り、素直に謝ることができなくなってしまいます。
自分の人間としての器を大きくすることが勝ちとするならば、誤りを認めて素直に謝ることは勝ちにつながるといえるのではないでしょうか。
素直に謝れない自分を治す方法
謝らない状態を放置すると脳の処理速度が落ちると考える
自分の誤りを素直に認めることは心に引っかかった重りを下ろしていくようなものです。
なぜなら謝りたいのに謝らずにいると、心に重りが残り続けて自分の心を支配し続けるからです。
相手のために謝るのももちろんですが、自分のためにも謝ることを選択するのです。
自分が間違っているのに気づきながらもプライドが邪魔をして誤りを認めずにいると、心の中に重りがたまってしまいます。
自分は忘れたつもりになっていても、ふとした拍子に思い出して心を支配します。
自分の誤りに気が付いたときは、できるだけ早い段階で誤りを認めて心の重りをなくしていくことで自分が楽になれます。
慣れないうちは自分のために謝ると考えればうまくいきます。
誤りを認めずに自分の正しさを主張することで、その場では自分の立場を守ることができるのかもしれません。
けれども本音のところでは自分の誤りを一番よくわかっているのは自分自身ですから、自分に嘘をつき続けることになってしまいます。
たとえば学校の先生でも生徒に間違ったことを教えてしまうこともあります。
間違ったことを教えてしまったときに素直に自分の誤りを認めてしまえばいいのですが、自分の間違いを誤らなかったという心の重りがずっと残り続けてしまいます。
自分の間違いをすぐに認めずに隠してしまうと、先生の中に生徒への罪悪感が残り続けることになる。
結果として罪悪感を抱えながら生徒と向き合うことになるので、自分の心に重りが残り続けたままの状態になっています。
早い段階で自分の誤りを認めて心の重りを下ろしてしまえば良かったのですが、変にプライドが邪魔をしたがために心の重りに苦しむことになります。
このように謝りたくても謝れない人は、相手のために謝ることに抵抗があるならまずは自分のために謝ることから始めてみるべきです。
自分の心の重りを下ろして楽になることを優先しようと思えば、謝ることに対しての抵抗感が薄れていきます。
謝らない状態をそのままにすると問題が大きくなると考える
謝らない状態をそのままにすると問題が大きくなってしまいます。
なぜなら謝ってもらえなかった相手には不満が残り、その不満は時間とともに増幅してしまうからです。
たとえば謝らない状態をそのままにして問題が大きくなってしまうのは、火事が起こったときにすぐに消火活動をしなかったために一気に燃え広がってしまうようなもの。
初期消火に失敗したがためにもともとぼやで済んだものが全焼してしまう結果となってしまいます。
大切なのは火がまだ小さいうちに消してしまうことです。
自分の誤りに気付いたときはプライドを守るよりもすぐに謝ったほうが、のちのち大きな問題をかかえる必要もなくなります。
変に自分のプライドを守って謝らずにいると、相手との関係性が悪化し恨みを買うことになってしまいます。
相手に残った恨みは増幅し、どこかのタイミングで爆発して復習という形でこちらに返ってくることもあります。
自分が悪いとわかった段階ですぐに謝るのもまた、最初は自分を守るために謝ると考えれば謝りやすくなります。
自分がのちのちめんどくさい問題を抱えないためにも、間違いに気づいたらすぐに謝るという手段をとるのです。
問題が小さいうちにすぐに謝って消しておかないと、やがて大きな問題となって自分のところへ返ってきてしまいます。
どうしても謝るのが苦手な人は、AmazonのPrime Videoで謝罪の王様を観てみると謝ることへの抵抗感がなくなります。
Amazonのプライム会員なら無料で視聴できるので、オススメです。
まとめ
自分の誤りを認めずに自分の立場を守り続けようとすることは心に重りをのせていくようなもの
自分のプライドを守って罪悪感を持ったり自己防衛の緊張を持つことは精神衛生上よくない
できるだけ早い段階で自分の誤りを認めてしまったほうが傷口が浅く心の重りを手放すことになる