この記事ではこうした疑問にお答えします。
見栄をはりたい気持ち、すごくわかります。
周りは自分と比べて良く見えるし、自分を取り繕ってでも良く見せたいのは誰しも一度は思ったことがあるはずです。
ただ見栄をはっても最終的に良いことは何もないので、できることならやめたほうがいいです。
この記事では『見栄をはってしまうのをやめる方法』をご紹介しています。
ついつい見栄をはって、のちのち後悔してしまう人のヒントになるような内容になっています。
見栄をはらずにうまく他人とバランスを取れるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
見栄を張って後悔してしまう人の心理
人間関係においてついつい見栄をはったり良い恰好をしようとするのは、あるがままの自分を認めていない心理が原因です。
あるがままの自分を認めていないがために、見栄をはってでも自分を良く見せようとしてしまうからです。
自分を偽って見栄をはる行動をくり返していると、信頼を失ったりさまざまな問題を引き起こしてしまいます。
根本的に見栄をはろうとする自分の心理状態を書き換えなければ、何度も同じような問題が繰り返されるのです。
たとえばA君は友人との何気ない会話で自分は英語ができると見栄をはってしまったとします。
幸いなことに見栄をはったことがばれるような場面は訪れることはなかったのですが、ばれなかったから良かったわけではありません。
A君がかかえる問題は3つです。
- 英語が話せないあるがままの自分を認めていないこと
- また同じような場面で見栄をはることを繰り返してしまうこと
- いつか英語が話せない自分がバレるのではないかと心配し続けること
A君が英語が話せないあるがままの自分を認めていれば、いずれの問題も起こりません。
英語ができない自分を認めて、「英語はできない」と言えばいいだけです。
英語ができないと認めてしまうと、自分の価値が下がってしまうという心理が働き下手に見栄を張ってしまいます。
ポイント
冷静に考えると仮に英語ができない自分をさらけ出したとしても、自分の価値は下がることはありません。
自分の価値が下がるとすれば、自分で下がったと思っているだけです。
もしかすると人事上の評価が下がる可能性があるかもしれませんが、人事上の評価と自分の価値には何の関係もありません。
当然ながら英語ができないからといって、人としてダメということにもなりません。
あるがままの自分を見つめることができれば、そもそも見栄を張って「英語ができる」とは言いません。
あるがままの自分を認めていないのが、見栄を張って後悔する人の心理です。
あるがままの自分を認めないと見栄を張り続ける
あるがままの自分を認めずにいるとと、また同じように見栄を張ることが繰り返されてしまいます。
また見栄をはり続けるのは、「自分はあるがままでは認められない存在」という自己暗示をかけ続けるからです。
繰り返し自分はあるがままでは認められないと暗示をかけるので、また見栄を張って自分をよく見せようという心理が働いてしまいます。
つまり根本的にあるがままの自分を認めることができれば、繰り返し見栄をはることもなくなるのです。
『問題がわかれば問題解決の半分は終わったようなもの』とよく言われます。
ついつい見栄を張ってしまうのは、あるがままの自分を認めていない心理状態が問題の根本原因だとまずは知ることが重要です。
あるがままの自分を認めるためには、水島広子先生が書いた『自分を認めてラクになる対人関係入門。それでいい』がオススメです。
見栄を張る問題の原因となる考え方から修正する
見栄を張るのをやめたいときは原因となる考え方から修正しないと、繰り返し同じような問題が起こってしまいます。
なぜなら見栄をはる行動をとる前の段階で、自分の考え方が見栄をはる行動を起こす原因になっているからです。
たとえば見栄を張ったために起こる問題は、数学の公式を間違って覚えているのと似ています。
参考
数学の試験で問題を解くための公式を間違って覚えてしまっていたらどうなるでしょうか。
すべての問題を間違えた公式で解いてしまって結果的に何度も何度も同じ間違いを繰り返してしまうことになります。
公式を正しく覚えない限り、何度問題に挑戦しても間違えてしまいます。
見栄を張ってしまうのもこれと同じようなことがいえます。
何度も見栄を張って後悔しないためにも、原因となる考え方から変えていくことが大切です。
見栄を張るのは他人の評価を気にしすぎているから
何度も同じ失敗を繰り返さないようにするために、原因となるあるがままの自分を認めていない考え方を修正する必要があります。
なぜなら自分が行動を起こす原因は、自分が出来事に対してどのような考え方をするかに大きく影響を受けるからです。
ではなぜあるがままの自分を認める考え方ができないのでしょう?
それは他人の評価で自分の価値が決まると思っているからです。
自分の価値を下げたくないがために、ついつい他人の評価を上げようと見栄を張ってしまうのです。
「自分の価値は他人が決めるものではない」という判断基準をもちましょう。
繰り返し繰り返し見栄を張って失敗してしまっているときに、その場を応急処置的に解決してもまた問題は再発します。
何度も同じ問題を引き起こしてしまう根本的な原因となる考え方を修正する必要があるのです。
問題が起こるたびに応急処置をしてどうにかその場は解決するのかもしれません。
けれども問題が起こる原因となる考え方を修正しない限りは、同じように見栄を張りたくなる場面が何度も現れてきます。
自分の価値は他人がどう評価するかに関係なく、あくまでも自分で判断することが基本です。
他人に対して見栄をはる必要など、どこにもありません。
こうしてあるがままの自分でもいいのだという考え方に修正されてくれば、わざわざ見栄をはったり格好つけようとする必要もなくなってくるのです。
何度も何度も見栄をはってしまうなら、自分の考え方を修正すると根本的な問題の解決につながります。
まとめ
見栄を張ってしまうのは、あるがままの自分を認めていない心理が原因
見栄を張り続けると、自分の自己肯定感を下げてしまうことになる
あるがままの自分で大丈夫だという心理状態になることで見栄を張る必要もなくなる