この記事ではこうした疑問にお答えします。
僕も仕事をしているときは、いつも頑張りたくないと思っています。
人間はもともと怠け者で頑張りたくない生き物だから、頑張りたくないと思うのは甘えでも何でもありません。
この記事では仕事を頑張りたくない人が甘えていると思わずに、成果が出せる方法について書いています。
この記事を読むことで、頑張りたくないのに無理して疲れる状態から脱出できるヒントを得ることができるのでぜひ最後まで読んでみてください。
仕事頑張りたくないのは甘えではない。頑張らずに成果をだそう
仕事を頑張りたくないなら、成果につながることだけに時間を配分することです。
会社が求める成果を出すことができれば、頑張る必要などありません。
人一倍頑張ることが美徳とされている日本では、成果と直接関係ないことでもついついがんばってしまいます。
ですが問題なのは誰よりもがんばっていることが、実は全く成果と関係ないことがよくあります。
たとえば次のことに自分の貴重な時間を使いすぎていないでしょうか?
注意ポイント
- 無駄な会議
- 無駄な移動
- 過剰に装飾された資料作成
- 長文のメール作成
仕事の成果につながらない仕事はいっそのことやめてしまいましょう。
こうした成果に結びつきにくい仕事に使っている時間を、成果に結びつく仕事に振り分けることで仕事で成果が出るようになります。
成果につながりにくい無駄な仕事に時間を取られていると、頑張らざるを得ない状況になってしまいます。
仕事頑張るのをやめたいなら、成果につながることだけに時間を使えばいいんです。
仕事を頑張りたくないのは甘えでもなく、頑張らずに成果を出す方法を見つけるきっかけなのです。
受験生のように、求める成果だけに集中しよう
受験生を例にとってみると「成果に関係ないことに時間を使う」という状態が、いかに無駄なのかがわかります。
受験勉強するとはいかに短時間で志望校に合格できる学力を手に入れることが求める成果です。
ですから自分が残された時間を志望校に合格する成果を得るために、最も近づくための勉強に振り分けることで合格する可能性が高くなります。
あれも大事これも大事と的を絞らずに勉強を頑張るだけだと、志望校合格という望む成果からは遠回りになってしまいます。
最初に志望校合格という成果が欲しいならとにかく頑張るという手法を取らずに、最短の時間でゴールにたどり着けるよう勉強する内容を絞り込むことが近道になります。
ですから自分が望む成果を得ることができれば別に頑張らなくてもいいわけです。
一生懸命頑張らなくても望む成果を得るために、自分は何をすれば簡単に結果がでるのかを考える方が大切です。
考えるのがめんどくさいから手取り早く思いつく、「何でもいいからとにかく頑張る」という手法をとってしまうのです。
「何でもいいからとにかく頑張る」という解決方法は誰にでも思い浮かぶ簡単な方法ではありますが、望む成果につながるかどうかはまた別の話です。
こうして頑張っても成果がでない→頑張りたくないという甘えたい気持ちへとつながってしまいます。
根性論で仕事を頑張ると疲れるだけで終わってしまう
根性論で仕事を頑張ろうとすると疲弊するだけで得るものはほとんどない
努力や根性は青春ドラマでは美談になりますが、仕事の現場において根性論が持ち出されると単に社員たちを疲弊させてしまいます。
ひと昔前のバブル期にはとにかく猛烈に頑張れば頑張るほど売り上げは右肩登りに増えていき、人一倍頑張って働くことが報われていた時代がありました。
今はそういう時代ではないのですが、仕事を頑張らないのは甘えだと認識されてしまうこともあります。
今はものが売れなくなり、人より仕事を頑張れば成果が上がるかというと決してそうではありません。
もちろん多少は成果があがるかもしれませんが、投入した労力のわりに大した成果を得れていないのであれば何の評価もされません。
こうした企業の成果をあげるための解決策としてひたすら根性論を投入し続けるのは、単に社員から搾取しているに過ぎないのです。
今より頑張ろうとする解決方法が仕事のやる気をなくしてしまう
今より仕事を頑張ろうという解決方法は、単なる思考停止で仕事のやる気をなくしてしまいます。
なぜなら今でも頑張ってるのに、さらに頑張っても対して結果は変わらないからです。
たとえば営業職に従事している新入社員がいるとします。
上司からは売れる営業マンになりたければ土日も関係なく働き、人が休んでいるときに努力してこそ立派な営業マンになれるという時代遅れの指導を受けます。
その新入社員は素直な性格ですから上司のいうとおりに土日も休まず、自分のプライベートを犠牲にしてまで上司の期待する成果に応えようとがんばろうとします。
その結果多少なりとも同期入社の新入社員よりは成果はあがりますが、生産性という観点からみると他の同期入社よりは極めて低いです。
労働時間を投入すればするほど成果が右肩登りに上がっていく状態であればまだしも、おそらく土日も営業に回ったところで成果は右肩登りにはなりません。
こうして成果をあげるための解決策として努力や根性論を持ち出して、土日を犠牲にして単に労働時間を投入し続けるという問題解決方法は思考停止といえます。
成果を上げたいと考えたときに最も簡単に思いつく解決方法が、労働時間を今より投入して頑張るという解決方法です。
ですがこうした誰もが簡単に思いつく解決方法はたいていの場合生産性を落とす結果となり、最悪の場合体や心を壊してしまう結果になってしまいます。
仕事を頑張りたくないなら仕事の生産性を上げる
成果をあげるために考えるべきは努力や根性で単に労働時間を増やすのではなく、決められた時間内でどこに時間を使えば成果が最大化するかということです。
なぜなら自分の労働時間を増やせばいいという思考停止の状態に陥ってしまうと、際限なく労働時間を投入することになってしまいます。
結果的に労働時間を投入し続けても、さほど成果に結びつかず仕事のやる気がなくなってしまいます。
成果が出ない仕事は頑張りたくないと思うのが当然で、甘えではありません。
最も焦点を当てて考えるべきは、労働時間は増やさずに自分の生産性を上げることでいかに成果を上げることができるかです。
これまで労働時間を投入して解決してきたことを、追加で労働時間を投入することなく同様の成果を上げることができれば自分の生産性が上がったということになります。
こうした努力や根性ではなく生産性という視点を持つことで、自らが疲弊することを防ぐことができるようになります。
本日のオススメ本『生産性』
まとめ
- 頑張ることよりも成果を出すことに焦点を当てた方が結果につながりやすい
- とにかく頑張るという手法は思考停止になっている可能性が高い
- 望む成果に向けて最短距離を走っているかを考えることが大事
- とにかく頑張るという解決方法は単なる思考停止といえる
- 労働時間を追加投入することで成果を上げることは単に生産性を落としているだけ
- 生産性という視点を持つことでいかに少ない労働時間で高い成果を上げることができるかを考えるようになる