事実をあるがまま見えている人はほんとに少ない。
かく言う私だって事実をあるがまま見れていない。
何を言っているのかというと、事実をあるがまま見ずに自分を苦しめるようにねじまげて考えてしまうことってあると思うんです。
たとえば、自分がとある失敗をしたときに上司から電話がかかってきたとします。
ここでの事実は上司から着信があったということだけ。
にもかかわらず頭の中でいろんな予測を立ててしまいます。
- もしかして上司の耳に入って怒られるんじゃないか
- 自分はもう使えないと思われたんじゃないか
- 他の人にも自分のミスを言いふらされたんじゃないか
なんていろいろな予測を立ててしまいます。
でもおそるおそる折り返し電話をしてみると、まったく違った要件だったりするんです。
「来週ミーティングしたいけど空いてるか?」なんてこっちの予定を聞きたいだけだったり。
「前にお願いしていたレポートできた?」なんて全然違う話だったり。
何が言いたいかと言うと、事実でないことをあれこれ予測して自分を苦しめるのはやめましょうってこと。
あーでもない、こーでもないって考えて悩んでも、予測の範囲でしかない。
あれこれ予測して自分を苦しめるだけなんだったら、もう予測するのはやめて行動してしまえばいいと思うのです。
「上司に怒られるのかな?」と考える前に電話してしまったほうがいい。
事実でないことをあれこれ捻じ曲げて予測して自分を苦しめるのはやめましょうってこと。
そりゃもちろんいろんな可能性を考えて事前に対応策を考えることは大事ですよ。
でも多くの場合対応策なんて考えずにどーしよ、どーしよって悩んでるだけだと思うんです。
だったらもう腹くくって行動してしまったほうが、悩む時間が少なくていいですよねって話です。
事実を捻じ曲げて考えてるときって、たいていよからぬ予想をして自分を苦しめてると思うんです。
もうね、事実をねじ曲げて考えるのやめましょう。
だって自分を苦しめるだけですから。