この記事ではこのような疑問にお答えします。
怒りの感情をどうしてもおさめることができなくなるときは、誰にでもあります。
この『「怒り」がスーッと消える本』は、怒りを消したい人にはわかりやすく怒りを消す方法を教えてくれます。
この『「怒り」がスーッと消える本』を読めば、怒りの消し方がわかるようになるので実際に書いた書評を紹介します。
自分がこの本を読もうと思った理由
自分の怒りの感情をどうにかしたいと思ったことと、怒りっぽい人にどう対処すればいいのかを知りたかったからです。
まず自分が怒りの感情をうまくコントロールできないと、怒りを抑えきれず爆発してしまいます。
また怒りっぽい人と接すると、こちらが我慢しなければならないことが多いのでうまい対処法がないか探していました。
著者のプロフィール
1968年3月21日東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。
摂食障害、気分障害、トラウマ関連障害、思春期前後の問題や家族の病理、漢方医学などが専門。
「対人関係療法」の日本における第一人者。
現在、アテテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AJH)代表、対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人。
精神か千もに、。精神専門医制度指導医(日本精神神経学会)、精神保健指定医、国際対人関係療法学会(ISIPT)理事、日本うつ病学会監事、日本認知療法学会監事、日本背食障害学会評議員、日本ストレス学会評議員。心の健康のための講演や執筆も多くこなしている。
本の概要
怒りの感情そのものを否定するのではなく、怒りの感情とうまく付き合っていくことができる方法がわかります。
怒りは心の悲鳴なので、我慢するのではなく怒りの原因を見つけて対処することで怒りと上手につきあうことができます。
たとえば、この本では次のようなことが学べます。
参考
- 怒りの感情の役割
- 対人ストレスの対処法
- 他人を変えようとするのは不毛
- 相手の事情を理解しようとする
- 相手から評価を受けて怒りを覚えたときの対処法
- 被害者にならず主体性を取り戻す
- 起こってる人は困ってる人
さすが対人関係療法の第一人者だけあって、怒りと上手に付き合う方法が網羅されています。
文字も少なく、読みやすい文章になっているので一日で読むことができます。
『「怒り」がスーッと消える本』を読むことで、怒りと上手に付き合っていくことが理解できます。
この本を読んで得られるもの
この本で得られるものは、「怒り」の感情を感じたときに、上手に消す方法です。
なぜなら怒りをその場で消す方法がいくつも紹介されているからです。
僕が特に参考になったのは、他人から評価を下されて腹がたっても「ふうん、そうなんだ」で受け流せばいいという方法です。
他人からの腹が立つ評価は、あくまでも他人の領域の中での評価なのでいちいち真に受けずに受け流すだけで怒りはおさまります。
こうした「怒り」の感情を上手に消す方法を得ることができるようになります。
この本はどんな人にオススメか
怒りの感情を上手にコントロールできない人におすすめの一冊です。
なぜなら、怒りをうまく消せずにため込んでしまうとどこかで爆発してしまうからです。
ずっと怒りを我慢していて、いつかどこかでキレてしまいそうなら、この『「怒り」がスーッと消える本』で怒りを消す方法をしっておきましょう。
たとえば何かの拍子に突然キレてしまった人などは、ずっと何かの怒りを我慢していた人です。
怒りの感情を上手にコントロールできるようになるために、自分なりの怒りの消し方を知っておきましょう。
この本を読んでどんな課題が解決できそうか
この本を読めば、自分でうまく怒りを消すことができるようになります。
対人関係療法の第一人者の水島広子さんが、怒りの消し方を簡単な言葉で教えてくれているからです。
僕もこの本を読んで怒りの消し方のレパートリーを増やすことができるようになりました。
たとえば相手から下された評価で腹が立ってしまったときも、「他人を変えようとするのは不毛」という言葉を思い出すことで怒りが消えていきます。
相手には相手なりの事情があってこちらに評価を下しているので、いくらこちらが評価を変えようとしても不毛な作業でしかありません。
こうして怒りを消すレパートリーを増やして、自分でうまく怒りを消すことができるようになります。
まとめ
『「怒り」がスーッと消える本』は怒りの感情を否定するのではなく、怒りの役割を教えてくれる
相手から評価を下されて怒りを覚えても「ふうんそうなんだ」と受け流せばいい
「他人を変えようとするのは不毛」という考え方も怒りを消す方法の一つ
『「怒り」がスーッと消える本』はたくさんの怒りを消す方法を教えてくれる