この記事ではこうした疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は長年対人恐怖症で苦しんできて、たくさんの改善方法を試してきました。
実際に僕が試してきた対人恐怖症を克服するために試した方法はこちらの記事にまとめています。
食べ物についても何を食べれば対人恐怖症の対策になるのかを気にかけてきたので、実際にやってきた食べ物の対策法をご紹介します。
対人恐怖症の対策は食べ物を変えること?
不安の原因はセロトニンの不足
対人恐怖症で不安が生じる原因は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの不足が原因といわれています。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれていて、セロトニンが不足すると不安などのマイナスの感情が起きやすくなってしまいます。
対人恐怖症の不安や恐れを改善するには、まずセロトニンを増やしてくれる食べ物を積極的に食べることが大切です。
ただセロトニンは体内でつくられず、セロトニンを体内で合成するには以下の3つの栄養素を含む食べ物が必要です。
参考
- トリプトファン
- ビタミンB6
- 炭水化物
トリプトファン
トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、セロトニンの原料になります。
ビタミンB6
トリプトファンからセロトニンを合成するときに必要な栄養素です。
炭水化物
トリプトファンが脳に取り込まれるためのエネルギー源になります。
対人恐怖症の対策には上記3つの栄養素を含んだ食べ物をバランスよく食べることで、セロトニンが分泌され不安や恐れなどのマイナス感情が起きにくくなります。
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トリプトファンを多く含む食べ物は?
対人恐怖症の対策にトリプトファンを多く含む食事をバランスよくとるのが大切です。
トリプトファンを多く含む食べ物は以下のとおりです。
参考
- 豆腐、納豆、味噌、しょうゆなどの大豆製品
- チーズ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
- 卵
- ゴマ
- ピーナッツ
- バナナ
トリプトファンを摂取していないとセロトニンの原料が足りてないことになります。
まずはセロトニンの原料になるトリプトファンを上記食品から摂取していきましょう。
ビタミンB6を多く含む食べ物は?
トリプトファンからセロトニンを合成を促すためにビタミンB6を含む食事もとりましょう。
ビタミンB6を多く含む食べ物は以下のとおりです。
参考
- かつお
- まぐろ
- 鮭
- 鶏ささみ
- 鶏レバー
- さつまいも
- バナナ
魚類やレバーなどに多く含まれていることがわかります。
ビタミンB6は気を付けないと不足しがちになるので、なるべく魚を食べることを習慣にしておきましょう。
炭水化物を多く含む食べ物は?
セロトニンを合成するために必要なエネルギーになる炭水化物もバランスよくとることが大切です。
炭水化物を多く含む食べ物は以下のとおり。
参考
- ご飯
- 麺類
- パン
- イモ類
- かぼちゃ
- バナナ
主食でご飯やパンを食べていると炭水化物を食べていれば大丈夫です。
3つの栄養素がすべて含まれているのはバナナ
セロトニンを合成するために必要な栄養素をすべて含んでいる食べ物はバナナです。
対人恐怖症になると、食べ物をどうしようかと考える気力もなくなるのでまずは手軽に3つの栄養素をとれるバナナを食べることをオススメします。
僕は対人恐怖症で苦しんでいたときは、毎朝バナナと牛乳を飲むことを習慣にしていました。
バナナは安価で手軽に食べることができるので、対人恐怖症で調子が悪くならないように毎日食べてます。
もし薬に頼らずに栄養素で対人恐怖症やうつを克服したい人は藤川徳美さんの『うつ消しごはん』がおすすめです。
ふだんの食べ物で対人恐怖症やうつを克服する方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ
対人恐怖症で不安になってしまうのは幸せホルモンのセロトニンが不足していることが原因の一つ
セロトニンを分泌するために、トリプトファン、ビタミンB6、炭水化物をバランスよく摂取する
セロトニンを分泌する3つの栄養素を含んでいる食べ物はバナナ
食べ物に気を使うことは、対人恐怖症の対策にもなる