この記事では『これも修行のうち』の要約と実践してみた効果について解説します。
この本はベストセラーとなった草薙龍瞬さんの『反応しない練習』をより実践的に解説しています。
『これも修行のうち』に書かれているプチ修行を実践していくと、だんだん悩みへの対処の仕方が上手になってきます。
著者によると、人が悩んだり苦しんだりしてしまうのは心が反応してしまうから。
だからよけいな反応をしないように練習すれば悩みを上手に解消できるようになっていきます。
『これも修行のうち』では心が反応しないための50個のプチ修行を紹介しています。
修行といっても日常生活で簡単にできるものばかりです。
悩みが多くて苦しんでる人にとっては、とくにオススメの本なのでぜひ最後まで読んでみてください。
この記事は『これも修行のうち。』
著者 草薙龍瞬 出版社 :KADOKAWAより出典引用しています。
自分が『これも修行のうち』を読もうと思った理由
僕が『これも修行のうち』を読もうと思ったのは、ベストセラー『反応しない練習』を読んで他の著書も読みたいと思ったからです。
『反応しない練習』の要約はこちら
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『反応しない練習』を実践すると世界が変わった。自分の人生にどんな効果があったのか?
続きを見る
『反応しない練習』は悩みをなくすための方法を知って衝撃を受けました。
今回の『これも修行のうち』はより日常生活で悩みを手放す方法を実践できる内容になっています。
この本で紹介している方法を日常生活に取り入れることができれば、多くの悩みから解放されんじゃね?と思えます。
『反応しない練習』と同じくブッダの教えを現代にも適用できるようにわかりやすく教えてくれています。
悩みを手放す具体的な方法を知りたかったので、ものすごく価値のある一冊でした!!
著者のプロフィール
『これも修行のうち』の著者草薙龍瞬さんのプロフィールは以下のとおりです。
プロフィールではいいことばっかり書いてるけども、その裏でたくさん挫折したとご本人は仰っています。
確かに世間の常識に縛られて生きていればこのようなプロフィールにはならないですね。
異色の経歴を重ねた草薙龍瞬さんだからこそ、多くの人を惹きつける本が書けるのだと思います。
著者:草薙龍瞬氏のプロフィール
- 1969年奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出上京。
- 放浪ののち、大検(高忍)をへ経て東大法学部卒業。
- 政策シンクタンクにて働いたのち、37歳で出家。
- 現在インド仏教徒とともに、NGOと幼稚園を運営。
それでは『これも修行のうち』の要約をみていきましょう。
『これも修行のうち』の要約
『これも修行のうち』には50個のプチ修行が紹介されています。
どれもブッダの教えに基づいて現代でも実践できる修行にしてくれています。
誰でも簡単に実践できる修行ばかりなので、気軽に修行できますね。
この本に書かれている50の修行をご紹介します。
- プチ修行1:シャワー禅で気合いを入れる
- プチ修行2:"心のアンテナ"を全身に向ける
- プチ修行3:仕事前の「三〇秒座禅」
- プチ修行4:ラベリングで心を「整理整頓」
- プチ修行5:「心の指さし確認」で人生に迷わない
- プチ修行6:電車禅&外歩き禅でメンタルリセット
- プチ修行7:心を尽くして「家事」
- プチ修行8:「温度の落差」に感動してみる
- プチ修行9:近くの銭湯で「若返る」
- プチ修行10:動じない自分を作る「と言葉」
- プチ修行11:「反応はできるけど」と余裕をかます
- プチ修行12:相手を裁かず、ありのままを理解する
- プチ修行13:「怒りの割合」を数値化してみる
- プチ修行14:怒りの割合を"カウントダウン"する
- プチ修行15:「平和だった頃」を思い出す
- プチ修行16:「お役に立てればよし」と考える
- プチ修行17:「相手も大変なんだ」と考える
- プチ修行18:関西弁で「いたわる」
- プチ修行19:「沈黙タイム」を作る
- プチ修行20:グチを言える「正しい相手」を探す
- プチ修行21:「わかってくれればありがたい」で動揺しない
- プチ修行22:「自分を知っている」人は孤独に強い
- プチ修行23:「目を閉じて」食べる
- プチ修行24:積極的に「喜ぶ」
- プチ修行25:「ドリンク禅」で手軽に極楽気分
- プチ修行26:「ぬくぬく禅」で幸せをかみしめる
- プチ修行27:「冷え冷え禅」で頭がシャープに
- プチ修行28:外を歩いて「喜びをチャージ」する
- プチ修行29:動物のカワイさに共感する
- プチ修行30:困った相手に「とりあえず喜の心」
- プチ修行31:「楽しいゴール」を考える
- プチ修行32:頑張っている人に自分を重ねる
- プチ修行33:暗い妄想は「目を開いて」リセット
- プチ修行34:「なんとかなる」と言葉で念じる
- プチ修行35:「この情報、役に立つのか」と自問する
- プチ修行36:デジタル反応に近づかない
- プチ修行37:秘技「言葉抜き」
- プチ修行38:「ムッとした」自分に気づく
- プチ修行39:張り合おうとする「子どもメンタル」を卒業
- プチ修行40:「小さく、小さく」で心を守る
- プチ修行41:「新しい言葉」で一日を過ごす
- プチ修行42:"発想の衣替え"で自分リニューアル
- プチ修行43:ヤル気を「上手にやりくり」する
- プチ修行44:「貢献できればよし」と考える
- プチ修行45:とにかく「作業」から始める
- プチ修行46::イラッとしたら「足の裏」
- プチ修行47:いちいち「思い出さない」
- プチ修行48:人生の決断は"引き算"で考える
- プチ修行49:「まず体験」で人生の貯金を増やす
- プチ修行50:「緻密に歩く」と人生の総合力が上がる
ざっとみただけでも厳しい修行ではなく、気軽にできる修行ばかりです。
だからプチ修行なんでしょうね。
たとえばプチ修行2:心のアンテナを全身に向ける
という修行があります。
何か嫌なことがあったときに僕たちはついついそのことばかり考えてしまいます。
その時に、聴覚に意識を向けてみるのです。
耳からどんな音が聞こえてくるでしょうか?
そして視覚。今どんな情報が目に入ってきているでしょうか?
次に足裏の感覚。
地面を踏み締める感覚に意識を向けてみる。
そして身体の感覚。目をつぶって手を握ったり開いたりしたときの感覚に意識を向けてみる。
こうして全身の感覚に意識を向けてみると、今日の嫌なことから意識を変えることができます。
このようにプチ修行といいながらもやってみると効果は絶大なものばかり。
50個あるプチ修行の中から、いくつか試してみるだけでもその効果に驚くと思います。
詳しいプチ修行の中身はぜひ本の内容を読んでみてください。
『これも修行のうち』を読んでどのように行動が変わったか
『これも修行のうち』を読んで、明らかにクヨクヨ悩むことが減りました。
プチ修行をコツコツ試してみることで、余計なことに悩まなくなったからです。
これまであーでもないこーでもないと悩んでたのがなんだったのだろうと今では思います。
今でも悩みたくなるようなことはたくさん起こりますが、いつまでも悩まずに切り替えることが上手になりましたね。
これもプチ修行を積み重ねた成果だと思います。
プチ修行の中に、「シャワー禅で気合を入れる」というものがあります。
このプチ修行は何か嫌なことがあった時に、クヨクヨ考えることをせずにシャワーがあたっている感覚に意識を向けてみます。
皮膚に当たるシャワーの感覚に意識を集中させてみると、その瞬間は悩みから解放されています。
ちょっとしたことではあるけども、その瞬間は頭の妄想、悩みからは解放されているんです。
こうしたプチ修行の繰り返しで、悩む時間がだんだん減ってきたように思います。
『これも修行のうち』はどんな人にオススメか
『これも修行のうち』悩みから解放されたいと思ってる人にはオススメです。
プチ修行を毎日繰り返していけば、悩みを克服することができるからです。
悩みたくなくても悩んでしまうのは人間の習性ともいえます。
ただいくら頭の中で悩んでみたところで、堂々巡りになるだけで自分で自分の首を絞めるようなもの。
悩みが完全になくなることはないかもしれないけれども、少なくとも悩む苦しみからは解放される。
これまでたくさん悩んで苦しんだ時間を何か楽しいことを考える時間に変えることができるようになります。
堂々巡りの悩みから解放されたいと思ってるなら、ぜひ一つでもプチ修行を始めてみましょう。
『これも修行のうち』を読んでどんな課題が解決できそうか
クヨクヨ悩んでしまう状態から抜け出すことができるようになります。
悩みを上手に解決する方法を学ぶことができるから。
大切なことはこの本に書いているプチ修行を毎日実践すること。
単に本を読んだだけでは何も悩みは解決されません。
悩みを解決するための具体的な修行方法を毎日試してみると、不思議とクヨクヨ悩む状態から抜け出せます。
僕も毎日プチ修行を実践するたびにその効果に驚いています。
もう何年も悩んで苦しんでる人にとっては、解決するためのヒントが書かれています。
ぜひ一度手に取ってプチ修行の効果の凄さを実感してみてください。
まとめ
『これも修行のうち』はブッダの教えを現代版のプチ修行としてまとめてくれている
悩みから解放されるために、日常生活で簡単にできるプチ修行がたくさんある
プチ修行を試してみるとその効果に驚くはず