この記事ではこうした疑問にお答えします。
この記事で言う「頭でっかちな性格」とは知識を増やしすぎて感性が鈍っている人のことと定義します。
僕もやたらめったら知識を詰め込み過ぎて「頭でっかちな性格」になっていました。
頭でっかちな性格になると、行動力も鈍るし幸せを感じる感性も落ちてしまうんですよね。
この記事では頭でっかちな性格を直す方法について書いています。
頭でっかちになりすぎて行動力が落ちていたり幸せの感度が落ちている人には参考になるのでぜひ最後まで読んでみてください。
頭でっかちな性格を直すと幸せになれる
頭でっかちな性格を直すと幸せになれます。
なぜならば頭でっかちになりすぎると理性が発達しすぎて、幸せを感じる感性が鈍るからです。
頭で考え過ぎて心で感じるセンサーが弱っていくんですよ。
たとえばたまたま入った定食屋で食べたご飯がおいしかったとします。
頭でっかちな人は食べながら別のことを考えていたり、純粋にご飯のおいしさに集中できていません。
一方で頭でっかち出ない人は、ご飯のおいしさに手中して感動し、幸せを感じることができます。
こうしたささいなことが積み重なり、頭でっかちな性格の人は幸せを感じる感度がどんどん落ちていくのです。
頭でっかちが悪いというわけではないけども、あまりに頭でっかちになりすぎるとすべてを頭で考えるようになるので幸せを感じにくくなります。
あまりに頭でっかちになりすぎているなら、少し頭でっかちな性格を直して心の感性を高めると幸せを感じやすくなります。
頭でっかちな人の性格と特徴
頭でっかちな人の性格と特徴をご紹介します。
頭でっかちになると頭で考え過ぎて理性的、合理的にな性格になる傾向があります。
頭でっかちな人の性格と特徴は以下のようなものがあります。
頭で会話するので話に共感できない
頭でっかちな人の性格は、相手の話になかなか共感することができません。
なぜなら会話をすべて頭で聞いて解釈しているので、相手が感じていることを同じようにかんじることができないからです。
相手の話を聞きながら自分なりに解釈して理解したと思ってしまいます。
夫婦の会話でよく夫が話を聞いてくれないという愚痴がありますけど、これも話を合理的に聞いてるだけで全く共感していないからですね。
頭でっかちな人の性格は、相手の心を感じ取って共感する感性が鈍ってしまっているのです。
現実を頭で解釈するので感受性が鈍る
頭でっかちな人の性格は、目の前の現実を頭で解釈するので感受性が鈍ります。
なぜなら心の声を聞かずに、目の前の現実をすべて頭の中で合理的、理性的に解釈してしまうからです。
目の前に息をのむほどきれいな夕日が現われても、頭でっかちな性格の人は心で感動せずに頭で「きれいな夕日」と解釈しています。
息をのむほどのきれいな夕日を見て感動し、幸せを感じるためには頭でっかちになりすぎるのを手放すことが大切です。
最近感動したり、幸せを感じなくなってきているなら頭でっかちの性格になっているのが原因の一つといえます。
頭でっかちになりすぎると脳が休めない
頭でっかちな性格の人は、つねに頭が働いているので脳が休まりません。
自分が気になることを常に考え続けてしまうので、脳がいつもフル稼働。
これでは脳が休めずに、リラックスできる時間を感じることができなくなってしまいます。
実際に僕もベッドに入っても脳が働き続けて、眠れなくなってしまった時期があります。
頭で考えすぎると、際限なく脳が働き続けてしんどくなってしまいます。
頭でっかちな正確な人にありがちなのが、脳がいつも働いていてリラックスできていないことです。
頭で考えた常識に行動が制限されてしまう
頭でっかちな性格な人は、頭で考えた常識に基づいて行動してしまいます。
頭で不可能と判断すれば、何も行動せずに諦めてしまいます。
心の声は行動したいと思っていても、頭で不可能と判断していまうので心の声に蓋をしてしまうのです。
たとえば自分が小説家になりたいと心の底から思っているのに、小説家なんて食べていけないと頭で判断してしまいます。
自分らしく意見を出したいと思っているのに、人の目を気にして発言できなくなってしまいます。
こうして頭でっかちな性格の人は自分がやりたいことでも、頭の常識に縛られて行動を制限してしまうのです。
頭でっかちな性格を直す方法
これまで頭でっかちな人の性格と特徴を見てきました。
頭でっかちな人の性格は合理的で理性的になりがちですけど、それが悪いわけではありません。
ときに合理的で理性的な判断が必要な場面もあります。
大切なことは頭でっかちに偏りすぎると、感性が鈍ってしまうのでバランスが必要ということです。
ここでは頭でっかちな性格に偏りすぎている人がバランスをとるために、頭でっかちな性格を直す方法をご紹介します。
賢くなろうとせずにアホになる
頭でっかちな性格を直すには、賢くなろうとせずにアホになることです。
なぜならこれまで十分賢くなる努力はして十分知識を持っていて賢くなる必要はないからです。
次は愚直に心の声に従うことに重点を置きましょう。
頭で「自分が何をやりたいか」をかんがえるのではなく、心で「自分が何をやりたいか」を感じます。
子どもは自分が何をしたいのかをいちいち頭で考えていません。
心で感じたやりたいことをやっているだけです。
大人はあまりに賢くなりすぎて、心で感じることを忘れてしまっています。
頭でっかちな性格な人は、少しだけアホになってみることをオススメします。
相手の話を解釈せずに心で共感する
頭でっかちな性格を直すには、相手の話を頭で解釈せずに心で共感して聞きましょう。
なぜなら頭でっかちな人は、相手の話をすべて自分のアタマの常識や知識で解釈してしまうからです。
相手が感じていることを感じようとせずに、話の内容の原因や解決策を見つけようとしてしまいます。
相手が原因や解決策を求めていない場面でも、話を聞きながら原因や解決策を探してしまいます。
つまり相手の話を論理的に分析しているんですね。
こうした話の聞き方も状況によっては大切ですが、共感がないと相手は自分の話を理解してもらえなかったと感じてしまいます。
頭でっかちな性格の人は、ついつい相手の話を心で共感するのを忘れてしまいます。
頭でっかちな性格を直すために、解釈をいったん脇に置いて心で相手の話に共感してみましょう。
自分の心の声を聞き逃さないようにする
頭でっかちな性格を直すには、自分の心の声を聞き逃さないようにするのが大切です。
なぜなら頭でっかちな人は、自分の心の声を聞かずに蓋をしてしまっているからです。
アタマで合理的に理性的に判断することが習慣になっているので、心の声が聞こえなくなっています。
頭の中にある常識、知識に基づいて判断するのを少し緩めて、心の声に耳を傾けてみるのです。
たとえばもっと心では家族との時間を取りたいと思っているのに、出世すべきと考えて休日も働いてしまうのは心の声を無視しているといえます。
心の声は家族といたいと言っているのに、出世すべき、人から嫌われたくないという考えが心の声を邪魔してしまいます。
頭でっかちな性格を直したければ、合理的な考えを脇に置き心の声を聞き逃さないようにしましょう。
心の声にほんのちょっとだけ従ってみるのを続けると、だんだん頭でっかちな性格は直っていきます。
頭でっかちを直す方法は村上和雄さんの『アホは神の望み』にも詳しく書いているのでぜひ読んでみてください。