この記事ではこうした疑問にお答えします。
僕自身自分の意見を言うのが苦手で、人が集まる場所ではずっと黙って聞いているような人でした。
でも自分の意見を言わないと、誰もこちらのことを理解してもらえないんですよね。
この記事に書いている「自分の意見を言う大切さ」が腹落ちすると、少しは自分の意見を言うことができるようになります。
実際に僕も自分の意見を言うのが苦手で苦労したので、苦手なりに考えたことをご紹介します。
自分の意見を言うときは周りの目を気にしないこと
自分の意見を言うときは、周りの目を気にしてはいけません。
なぜなら周りの目を気にし始めると、どう思われるかをまず気にして自分の意見を言えなくなってしまいます。
何も自分の意見を言わないことって楽です。だって誰にも反対されませんから。
ですが自分の意見を言わずに楽をすることを続けてしまうと、どんどん意見しなくなってしまいます。
人間は楽なほうへ流される生き物ですので。
自分の意見を言うのに他人からどう思われるのかなど本来気にする必要などありません。
間違ったことを言わないようにと変な気を回し過ぎるとなにも発言できなくなっていきます。
まず自分の意見を言うときは、周りの目を気にせず間違ったことでもいいので意見を言ってみることが大切です。
自分の意見を上手に伝える方法は、以下の記事でもご紹介しています。
-
自己主張が苦手な人が身につけたいアサーティブ・コミュニケーション
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自分の意見を言うときは全員から賛成されようとは思わないこと
自分の意見を言うときは、全員から賛成されようと思ってはいけません。
なぜなら全員が賛同するような意見を言おうとすると、何も発言できなくなってしまうからです。
例えば会議中に自分の意見が思い浮かんだとしても、この人には反対されそうだとかあれこれ考え始めると何も発言できなくなってしまいます。
このような状態は自分の発言を否定されたくないという考えからきていますが、そもそもその場にいる全員が賛同する意見を言うのは不可能です。
自分の意見を否定されたり、全く別の考えがあるというのはごくごく自然なことです。
自分の意見を言うときは、反対意見があることを前提として意見すれば怖くありません。
自分の意見を言うのに抵抗があるときは、名著D・カーネギーの『話し方入門』がオススメの一冊です。
まずは人の意見に質問して自分の意見を言う練習をする
自分の意見を言うのが苦手ならば、まずは人の意見に質問して練習してみることです。
自分の意見をいうのがハードルが高いなら、簡単なところから練習すると自分の意見を言うハードルを下げることができます。
おそらく質問するときも、こんな質問してバカにされたらどうしようという考えが頭をよぎるかと思います。
こうした自分以外の人からバカにされたらどうしようという考えは、自分の意見を言えないのと根本的には同じ状態です。
たえとえばだれかが意見したことに対して、
参考
- 「このあたりがよくわからなかったのでもう少し詳しく教えてもらえますか?」
- 「自分はこのように理解しましたけど合ってますか?」
- 「それについてはこのような考え方はできませんか?」
と質問することで発言する練習をしてみます。
まずは簡単な質問から始めてみることで、自分の意見を言うハードルが下がっていきます。
自分の意見を言うとフィードバックがもらえる
自分の意見を言わないと、他人からのフィードバックが得られず成長が止まってしまいます。
どういうことかというと自分の意見を第三者が聞くことで、良くも悪くもフィードバックが得られるからです。
こうしたフィードバックの数が多ければ多いほど、自分の意見が洗練されていくようになります。
フィードバックの中には肯定的なものもあればもちろん否定的なものも含まれます。
否定的なフィードバックを避けようとすると、どうしても自分の意見を言わないという選択をしてしまいます。
けれども否定的なフィードバックの中に自分が成長するためのヒントが隠されていたり、自分が気付かなかった視点が含まれていたりします。
ですからフィードバックの数は多ければ多いほど良いのです。
否定的なフィードバックは必要以上に怖がる必要はなく、自分がステップアップしていくために必要なものと捉えるのが大切です。
つまり自分が否定的なフィードバックを怖がって意見しないということは、自分の成長を放棄することになってしまいます。
自分の意見を言わなくなると自分に自信がなくなる
自分の意見を言わなくなるとどんどん自分に自信がなくなってしまいます。
自分の意見を言わないということはすなわち、自分の意見など聞いてもらう価値がないということを自らに刷り込んでいるようなものだからです。
ですから自分の意見を周りの人に聞かれまいとすればするほど、自分の意見には価値がないということを自らに刷り込むことになってしまいます。
たとえば
注意ポイント
- こんなこと言ったらバカにされるんじゃないかな
- どうせ自分の意見なんて誰も興味ない
- 自分の意見は誰も求めてないだろう
こんなことを考えて自分の意見を言わないとすれば、自分自身を否定することになってしまいます。
自分の意見を押し殺すと自分に自信がなくなってしまいます。
自分の意見を言うと反対意見があるのは当たり前
頑張って自分の意見を言えたとして、反対意見があるのは当たり前です。
自分と全く同じ人間がもう一人いたとしたらどちらか片方は不要になってしまいます。
自分と全く同じ意見を持ち、自分が言うことすべてに賛同し、価値観すらも全く同じことはほぼあり得ないからです。
自分と異なる意見が出てきたときには、むしろ自分の成長の機会と喜ぶべきです。
自分と異なる意見が出てきたときは、自分の意見が否定されたのではなく異なる価値観を持った二つの意見が現れただけです。
異なる意見が出てこないということは、どこか表面上の関係を持っている可能性があります。
自分のクローンと話しているわけではないのですから、異なる意見がでてくるのは当たり前のことといえます。
まとめ
- 自分の意見を他人に聞かれることを意識しすぎると何も発言できなくなってしまう
- 自分の意見を言うとフィードバックがもらえる
- 自分の意見を言わないと、自分の発言には意味がないということを自分に刷り込むことになってしまう
- 周りの人の反対意見を意識しすぎると何も発言できなくなってしまう
- 自分は黙って発言しないと、リスクを背負っていないため周りに流されてしまう
- 失敗してもいいから自分の意見を言う。それは自分自身を肯定することでもある
- 意見や価値観の相違が起こることはむしろ当然のこと
- 自分と異なる他者を無理に自分の意見や価値観に抑え込もうとしても思い通りになるはずがない
- 自分と異なる意見や価値観を尊重し、お互いに相乗効果が出せる第三の案を考えだすことが腕の見せ所