この記事ではこうした疑問にお答えします。
この記事では「Chikirinの日記の育て方」を読んだ上での書評を書いています。
ブログ初心者の僕にもわかりやすくて、実際にちきりんさんがどんなことを考えてブログを育ててきたのかが理解できました。
ちきりんさんが会社員時代からブログを始めて、ブログを運営してきた思考のプロセスがこの一冊に凝縮されています。
これからブログを育てていこうとする方にはとても参考になる内容だったのでオススメです。
「Chikirinの日記の育て方」を読んで気づいたことをまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
「Chikirinの日記の育て方」はマネタイズの本ではない
「Chikirinの日記の育て方」はよくある、ブログを収益化するための細かい方法にはほとんど言及されていません。
もしブログのノウハウを期待して「Chikirinの日記の育て方」を読むと期待外れになると思います。
僕も少しブログのノウハウを期待していたんですけど、もっと本質的なことが書かれていたので読んでみて損はありませんでした。
ちきりんさんが会社員時代からブログを始めて、現在の人気ブログをどうやって育ててきたのかが主に書かれています。
この本の中で、特に興味深く読めた項目は以下の内容でした。
参考
- はてなを選んだ理由
- ちきりんの名前の由来
- メッセージの伝え方
- 匿名にした理由
- そんじゃーねという言葉のブランド化
- 独自ドメインを使わない理由
- ちきりんさんのマイルール
- ツイッターの作法
- 「Chikirinの日記」の収入
ブログを書くための細かいコツというよりは、ちきりんさんが何を考えてブログを育ててきたのか思考のプロセスが面白い。
ちきりんさんの文章はわかりやすくて読みやすいという印象を持っているのですが、メッセージの伝え方の項目にそのヒントが隠されてました。
ちきりんさんのメッセージの伝え方は、文章を書く上でとても参考になったので以下にまとめておきます。
ちきりんさんはどうして読みやすい文章が書けるのか?
「Chikirinの日記の育て方」の中に、どうしてちきりんさんが読みやすい文章が書けるのかのヒントがありました。
ちきりんさんは「ひとつのエントリでは、ひとつのメッセージだけを伝える」というポリシーがあるそうです。
どれだけ長い文章を書いていたとしても、伝えたいメッセージはたったひとつだけです。
我々凡人は、「今日は何を書こうかな?」というところからスタートするけどちきりんさんは「今日は何を伝えようかな?」が先に決まっています。
伝えたいメッセージを何かひとつ決めてからブログを書き始めるので、読み手に伝わる文章を書くことができるんですね。
読み終わって「だから何?」とならないためにも、ひとつだけメッセージを決めて書き始めるのは大切です。
伝えたいメッセージがひとつ決まれば、次のようなプロセスをたどるそうです。
参考
- 伝えたいメッセージが決まる(浮かぶ)
- そのメッセージを伝えるための論理構成を決める(考える)
- 文章に必要な材料(情報)を集める
- 文章を書く
上記のプロセスの中で、実際に頭を使う作業は2番の「そのメッセージを伝えるための論理構成を決める(考える)」でとくにわかりやすい文章を書くために重要です。
ちきりんさんは2番目のプロセスがしっかりしているため読者にわかりやすい文章が書けるようです。
頭を使って論理構成を考えるプロセスは、僕のような素人には簡単にはできませんが毎日少しずつでも練習してみようと思いました。
参考
参考までに頭を使って考えるのは、同じくちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」に詳しく書かれています。
つまりちきりんさんの文章が圧倒的に読みやすくてわかりやすいのは、ちきりんさんが積み重ねてきた自分の頭で考える思考力があるからだとわかります。
僕のような凡人がちきりんさんと同じように圧倒的にわかりやすくて、読みやすい文章を一朝一夕には書けないということですね。
またちきりんさんが文章を書くときにイメージしているのは、飲み会で友達に伝えたいことを一生懸命話している声を書き起こした文章だそうです。
飲み会で「聞いて聞いて」と伝えたいメッセージを文章にしているので、誰にでも読みやすい文章が出来上がるんですね。
このようにちきりんさんが書くような文章をすぐにまねできないけども、ちきりんさんがどんなことを考えて文章を書いているのかはすごく参考になります。
ちきりんさんの論理的思考力を真似することはできないけども、自分の頭で考えようとすることは今日からでもできます。
ちきりんさんのメッセージの伝え方を教えてもらえただけでも、十分にこの『Chikirinの日記の育て方」を読んだ元が取れたと思います。
まとめ
「Chikirinの日記の育て方」は単なるブログのマネタイズの本ではない
ちきりんさんがブログを育ててきた思考プロセスが惜しみなく疲労されている
ちきりんさんがブログを書くときにどのように思考しているかがわかるので、それがわかるだけでも本を読む価値がある
ブログで伝えたいことはひとつのメッセージに絞る
メッセージを伝えるための論理構成で自分の頭を使う