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腹が立って仕方がないのは他人との境界線が脆いから

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人に腹が立って仕方ないのは、他人との境界線がもろいことが原因かもしれません。

 

つまり他人が境界線を突破して自分の心の中に簡単に侵入しているのです。

 

「ここから先は入っちゃダメ」みたいな境界線があれば、自分の心の中へ他人の侵入を防ぐことができます。

 

境界線がもろくて簡単に他人が入ってこれるから、ちょっとした他人の言動で腹が立ってしまいます。

 

またやっかいなことに一度侵入を許してしまうと、長いこと心の中に居座ることがあります。

 

ことあるごとに他人の言動を思い出しては腹が立って仕方ないと思ってしまうのです。

 

こうなってくると何度も何度も他人の言動を思い出して、何度も何度も腹を立てることになる。

 

「許せねーぜあの野郎」と何度も思い返しては腹が立ってしまうわけです。

 

他人が心の境界線を飛び越えて入ってくるとマジしんどい。

 

実は他人はそんな言動をしたことなんてすっかり忘れていることがほとんどです。

 

なのに自分はいつまでも他人の呪縛から逃れられなくて、腹を立ててしまう。

 

だって境界線を乗り越えてきた他人はずっと心の中に居座っていますからね。

 

ふとしたときに思い出して、「そういえばあのときあんなこと言われた!」って思ってしまうわけです。

 

それもこれも他人との境界線がもろすぎることが原因です。

 

ちょっとしたことですぐに他人が境界線を飛び越えて、心の中に入ってくることを許してしまっています。

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境界線がしっかりしていれば、動じることなくどしっと構えておくことができる。

 

でもね、幼いころに親の顔色を伺い続けたりしているとすぐに自分の心に侵入することを許してしまうわけです。

 

だって未熟な親は子供の境界線なんて簡単に壊して侵入してしまいます。

 

未熟な親の思い通りに生きないと、子供は生きていけないので死活問題です。

 

だから心を踏みにじられようが、親の顔色を伺って心を蹂躙されるがまま生きるしかない。

 

必死で親の顔色を伺って、心の中に親を侵入させて傷ついたとしても我慢して生きるしか術がない。

 

親の言いなりになって心が傷ついても生き延びるためには仕方がないと思ってしまう。

 

こうして自分が我慢をすればいいんだと自分を押し殺してしまう。

 

他人に腹が立って仕方ないのは境界線を乗り越えて自分を傷つけてきた親と重ねてしまうからかもしれません。

 

親と重なるから簡単に境界線を突破されて傷ついてしまうんです。

 

けれども今はもう心の境界線を作る力はあるはず。

 

他人から心の中に侵入されそうになったら、意識して心の壁を作つ力は大人になった自分はもっているはず。

 

「これ以上踏み込んでくるな」と境界を引くのです。

 

境界線を引く力はもう自分の中にある。

 

他人に突破させない強い強い境界線を作れれば、他人に侵入されて腹が立つことも少なくなるでしょう。

 

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