その不機嫌、あなたのせいじゃない!なぜそう感じてしまうのか?
あなたは今、こんな風に感じていませんか?
- 職場の人が険しい顔をしていると、自分の言動が悪かったのかと不安になる
- 家族が黙っていると、自分が何か怒らせたのかと問い詰めたくなる
- 相手の不機嫌な態度に、どうにかしてご機嫌を取ろうとしてしまう
- 他人の顔色を常に伺ってしまい、心が休まらない
機嫌が悪い人がそばにいると、自分のせいで機嫌が悪くなっているのではないかと怖くなってしまいますよね。

この「他人の不機嫌を自分のせいだと感じてしまう」という心理は、特にアダルトチルドレンと呼ばれる方々によく見られます。彼らは、幼少期に家庭内で不安定な感情を持つ親や保護者の顔色を常に伺う必要があったため、大人になっても他者の感情に過敏に反応し、その責任を自分に帰属させてしまう傾向があるのです。まるで、周囲の感情の責任がすべて自分にあるかのように感じてしまう「過剰な責任感」を抱えやすいんです。
この記事では、機嫌の悪い人が身近にいても、怖くならなくなる方法について書いています。機嫌の悪い人にいちいち合わせていては身が持ちません。機嫌が悪い人が近くにいて怖い思いをしている人も、考え方次第であまり気にならなくなります。この記事を最後まで読めば、機嫌が悪い人が近くにいても怖くならなくなるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
他人の不機嫌は、あなたの問題ではない!その心理を理解する
機嫌が悪い人が怖いのは、他人の機嫌まで自分で引き受けようとしてしまうからです。もっと正確に言えば、他人の機嫌が悪いのを全部自分のせいだと思ってしまうからです。これは心理学では「自己関連づけ」や「帰属の偏り」と呼ばれる現象の一部であり、特にアダルトチルドレンによく見られる認知の歪みです。
まず、他人が機嫌が悪いのは、なぜ機嫌が悪いのか、あなたには分かりません。いくら考えても、他人が機嫌が悪い本当の理由は、本人に聞かない限り、あるいは本人ですら自覚していないこともあり、完全に理解することはできないのです。
身近な人が機嫌が悪い理由はいくらでもあります。
- 朝から夫婦喧嘩をした
- 誰かに嫌なことを言われた
- 仕事でミスをしてしまった
- 寝不足で体がだるい
- お腹が空いてイライラしている
- ギャンブルで負けてしまった
- ただ単に虫の居所が悪いだけ
など、機嫌が悪い理由を挙げればきりがありません。これらの理由のほとんどは、あなたとは全く関係のない、相手自身の個人的な問題です。
機嫌が悪い人が怖いと思うのは、他人の機嫌まで自分でコントロールしたり、引き受けようと思っているからです。他人が機嫌が悪いのは他人の自由なので、そのまま受け入れてあげましょう。他人にだって機嫌が悪くなる権利や自由があるので、そっとしてあげておけば、いずれ機嫌は元に戻ります。
次に、機嫌が悪い人が怖いという問題の解決方法をご紹介します。
他人の不機嫌から自分を守る3つの心のスキル
機嫌の悪い人に過剰に反応せず、心の平穏を保つための具体的なスキルを見ていきましょう。
1. 「怖い」という感情を無理に否定せず、ただ受け入れる
機嫌が悪い人が怖いと思う感情は、無理に否定せずに、**そのまま受け入れてあげましょう。**無理に「怖いと思うのはダメだ」と感情を否定すると、よけいに怖くなってしまいます。これは、感情を抑圧することで、かえってその感情が強くなるという心理的な現象です。
感情は、一度しっかり味わい尽くせば自然に消えていく性質があります。だから、機嫌が悪い人が怖いという気持ちをじっくり味わい尽くせば、自然と怖くなくなります。
たとえば、原因がわからず機嫌が悪い上司が怖いなら、無理せず「怖いな」「嫌だな」と思いながら仕事をしましょう。怖い感情に蓋をせずに、「機嫌が悪い上司が怖いと思う自分がいるんだな」と、あるがまま受け入れるのです。そうすれば、だんだん機嫌が悪くて怖い上司が、あなたの心の大部分を占めることはなくなり、気にならなくなっていきます。
まずは「機嫌が悪い人が近くにいて怖い自分」を、あるがまま受け入れてあげることです。機嫌が悪い人が怖いと思う感情を否定すると、よけいに怖くなっていくのでおすすめしません。機嫌が悪い人が怖いと思うのは、ある意味で自然な感情なので、否定することなく、じっくり味わいましょう。「自分は機嫌が悪い人を怖いと思ってるな」くらいに、客観的に受け入れてあげるくらいがちょうどいいんです。
2. 他人の機嫌は「相手の事情」だと認識する
機嫌が悪い人にも、あなたとは関係のない個人的な事情があることを理解しましょう。相手が機嫌が悪いのは、こちらの力ではどうしようもないことなので、相手にも機嫌が悪くなった事情があったのだと尊重してあげましょう。
相手が機嫌が悪いのを怖がらず、心の中で「お気の毒様」くらいに思うくらいでちょうどいいです。相手の機嫌は本人でないと良くすることはできません。あなたが必死にご機嫌を取ろうとしても、根本的な解決にはなりませんし、むしろ相手の不機嫌に巻き込まれて、あなた自身が消耗してしまいます。
たとえば、いつも機嫌が悪い彼氏がいたとしても、いくら頑張って機嫌を取ろうとしても、彼の根本的な問題が解決しない限り、機嫌はなかなか良くなりません。彼にも機嫌が悪くなる事情があるから、あなたが自分の力で相手の機嫌を劇的に変えることはできないんです。
相手の機嫌をコントロールしようとしない
自分の力で相手の機嫌をコントロールできると思う気持ちを捨てましょう。自分も相手も、機嫌が悪くなる権利も自由もあります。それをしっかり尊重してあげるくらいでいいんです。
機嫌が悪い人にも、あなたにはわからない事情がちゃんとあります。だから、自分の力でどうにかしようとせず、相手の機嫌が悪くなる権利を尊重してあげましょう。これは、相手を突き放すことではなく、適切な心の距離(境界線)を保つことです。アダルトチルドレンは、この境界線を引くのが苦手な傾向がありますが、意識的に訓練することで身につけられます。
機嫌が悪い人が怖いのを解消するには、水島広子先生の『誰と会っても疲れない気づかいのコツ』などがオススメです。機嫌が悪い人にも上手に接することができるようになるので、ぜひ読んでみてください。
3. 「課題の分離」を実践する
心理学者アルフレッド・アドラーが提唱した「課題の分離」という考え方は、この問題に非常に有効です。これは、「誰の課題なのか」を明確に区別し、自分の課題ではないものには踏み込まない、という考え方です。
- 相手が不機嫌であること:これは相手の課題です。相手が自分の感情にどう向き合い、どう処理するかは、相手自身の問題です。
- あなたが不機嫌な相手を見て、どう感じるか:これはあなたの課題です。相手の不機嫌にあなたがどう反応するかは、あなたがコントロールできる部分です。
相手の不機嫌は相手の課題なので、あなたがそれを解決する必要はありません。あなたがするべきことは、その不機嫌に引きずられず、自分の心の状態を保つことです。この「課題の分離」を意識するだけで、他人の不機嫌に振り回されることが格段に減ります。
日常生活でできる具体的な対処法
1. 物理的な距離を取る
もし可能であれば、機嫌の悪い人から少し距離を取ることも有効です。同じ空間にいると、どうしても相手のネガティブな感情が伝わりやすくなります。
- 休憩時間中に席を立つ
- 別の部屋に移動する
- イヤホンをして、自分の世界に入る
など、短い時間でも物理的に離れることで、気分転換ができます。
2. 相手の不機嫌を「観察」する
相手の不機嫌を自分の問題として捉えるのではなく、まるで研究者のように「観察」してみましょう。
- 「あ、今、あの人イライラしてるな」
- 「眉間にシワが寄ってるな」
- 「いつもと声のトーンが違うな」
と、客観的に観察することで、感情に巻き込まれにくくなります。「へー、この人ってこんな風に不機嫌になるんだ」って、ちょっと冷静に見てみる感じかな。
3. 自分を褒める習慣をつける
普段から自分のことを肯定し、自己肯定感を高めておくことも重要です。自己肯定感が高い人は、他人の不機嫌に影響されにくい傾向があります。
「自分は悪くない」「よく頑張っている」と、毎日意識的に自分を褒める習慣をつけましょう。たとえ相手が不機嫌でも、「私は私」というブレない軸を持つことができるようになります。
4. ストレス発散法を見つける
他人の不機嫌に触れてしまったときに、そのストレスを適切に発散する方法を見つけておくことも大切です。
- 好きな音楽を聴く
- 散歩に行く
- 親しい友人に話を聞いてもらう
- 好きなものを食べる
など、自分に合った方法で心のガス抜きをしましょう。
最後に
機嫌が悪い人が怖いのは、他人の機嫌まで自分で引き受けようとしてしまっているからです。特にアダルトチルドレンは、幼少期の経験からこの「過剰な責任感」を抱えがちです。
でも、もう心配いりません。機嫌が悪い人が怖いと思う気持ちを無理に抑え込まず、あるがままの自分を受け入れ、ただ感じることで、その感情は自然と消えていきます。そして、自分も相手も機嫌が悪くなる権利があるのだから、そのまま尊重してあげればいいんです。
他人の感情に振り回される人生は、本当にしんどいですよね。しかし、この記事で紹介した考え方や対処法を実践することで、あなたは他人の不機嫌から自分自身を守り、心の平穏を取り戻すことができます。
今日から少しずつで構いません。あなたの心がより軽くなるよう、これらのヒントを活用してみてください。