
この記事ではこうした疑問にお答えします。
嫌なやつはどこにいても一人や二人はいるものです。
嫌なやつを言い負かしたとしても何もいいことはないので、この記事では言い負かすのを避けることをオススメしています。
目次
嫌なやつを言い負かすと恨みを買ってしまうだけ
相手を言い負かすことができたとしても、恨みを買うだけで何もいいことなどありません。
言い負かすということは、相手の意見を論破しているのではなく、相手の自尊心を徹底的に傷つけているだけなのです。
相手は自分の考えを否定されて、何よりも大事な自分の自尊心を傷つけられたことに怒りを覚えます。
こうして自らの自尊心を傷つけられたことはいつまでも相手の心の中に残り続け機会があればこちらが痛い目にあいます。
たとえば相手がどうしようもないくらい嫌なやつで、相手が100%間違っていたとします。
こうした場合に他人の間違いを指摘して、完膚なきまでに相手を言い負かすことができたとすると相手は反省して考えを改めるでしょうか。
中にはその場はいったんこちらの意見を聞いて折れてもらえることもありますが、多くの場合は恨みを買うだけで相手は自分の考えを変えようとは思いません。
むしろ相手を言い負かせば言い負かすほど自分の周りに敵が増えていき、気が付けば自分の周りは敵だらけということになってしまいます。
相手を言い負かすとほんの一瞬ですが自分の気分は良くなります。
けれどもこの先ずっと言い負かされた相手から恨みを持ち続けられることになってしまいます。
相手を言い負かすことは相手の自尊心を傷つけて相手の恨みを買うだけです。
相手のことをまずは理解しようと努力して、どうしても嫌なやつならばわざわざ言い負かさなくとも関わり合いにならなければいいだけの話なのです。
嫌なやつを言い負かすのではなく受け入れると自分の器が大きくなる
嫌な奴とどう付き合うのかは、自分の人としての器を広げるために重要な役割を果たします。
自分が付き合いやすい人とばかり付き合うのは楽ではあります。
けれども同じ人とばかり付き合うことは世界が広がらないため、自分の成長がとまってしまいます。
自分が人として成長しようとすれば慣れ親しんだ環境から外に出ていく必要があります。
外に出ていくことで、当然ながら自分の価値観とは全く合わないような嫌なやつと接する機会も増えてきます。
つまり嫌なやつと出会っているとすれば、それは自分が外の世界に出かけていっているというサインともいえます。
もしも嫌なやつと遭遇したくないのであれば、家の中でずっと閉じこもっていればいいのです。
けれどもそんなことをしてしまうと、世の中からどんどん取り残されていってしまいます。
当然ながら人として成長するために外の世界に出かけていっている限りは、一定の確率で嫌なやつと出会うことは避けられないといえます。
目の前の嫌なやつにどう対処するかで自分の経験値が上がり、自分の器を大きくするチャンスと考えることもできます。
相手をまず理解してみることに徹して、相手がどのようなものの見方考え方をしているのかを知ろうとすることもできます。
もしかすると嫌なやつと思っていた人の良い一面を見つけることができるかもしれません。
嫌なやつと付き合うときは、相手を言い負かそうとせずにまずは相手を理解することで自分の器を大きくすることができるようになります。
まとめ
- 嫌なやつを言い負かすことは相手の自尊心を傷つけるだけで何もいいことはない
- 嫌なやつを言い負かして一瞬は気分が晴れたとしても、相手の恨みを延々と買うことになるので心休まる日は訪れない
- 嫌なやつを言い負かすことは自分の周りからどんどん人を遠ざけていくようなもの
- 外の世界に出続けている限りは一定の割合で嫌なやつとも付き合わざるを得なくなる
- 嫌なやつをどう対処するかで自分の人間としての器を上げることができるチャンスと捉える
- 嫌なやつをうまく対処し続けることで、自分という人間の経験値が上がりレベルアップし続ける