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まとまった時間に仕事をしなければならないという思い込み

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完了するのに3時間くらいの仕事をかかえている人が次の会議までにあと30分しか時間がないときに、多くの人は「あと30分しかないし今から仕事に取りかかっても中途半端な状態で終わってしまうから会議が終わってまとまった時間が取れるときに手をつけよう」と思ってしまいます。

こうして会議までの30分を大して生産性のない仕事に時間を費やしてしまい、適当に仕事をしてからゆっくりと会議に出かけていきます。この残りわずかな時間しかないので大した仕事ができないという思い込みが多くの人の生産性を落としている原因となってしまうのです。

まとまった時間に仕事をしなければならないという思い込み

 

人間の脳はたとえ3時間のまとまった時間が取れていたとしても、3時間ぶっ通しで集中できるようにはなっていません。

 

仕事を開始してから集中のピークになってからはだんだんと集中力が落ちていきだらだらと仕事をしている状態になっていきます。

仮に細切れの時間、この場合は20分ないし30分程度の時間があれば人間の集中力がピークを迎えてそれ以降に集中力が落ち始めたころにいったんストップすることができるようになります。

 

こうして仕事を細切れの時間にも有効活用していくことをクラスタリングと呼びますが、あらゆる資源の活用にあてはまる原則がクラスタリングなのです。

2,30分とわずかな時間ではありますが、仮にまとまった時間は取れずともわずか2,30分の時間でも細切れに生産性の高い仕事に振り分けていくことで生産性を引き上げていくことができます。

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多くの人は次の予定までの2,30分の細切れの時間をメールチェックに使ったり書類の整理をしたり一見仕事に見えるようではありますが単なる時間潰しであったり何ら生産性のないことに時間を使ってしまっています。

 

こうしたわずかな時間でも3時間かかるような生産性の高い仕事にいったんとりかかることによって、脳の状態がちょうどピークを迎えたころに休憩して別の仕事にとりかかることができるため飛躍的に生産性を上げることができるのです。

いったん仕事がはかどり始めたころに手を止めるので、次に思い出しながら仕事に取りかかることは効率が悪いのではないかと思われるかもしれませんがそんなことはありません。

 

いったん中断した仕事を改めて手を付け始めるときに前回どれくらい手を付けることができたのかを思い出すのにそこまで労力はかからないのが普通です。

仮に思い出すのに多少の負荷がかかったとしても、2,30分を書類の整理にあててしまうのと比較しても生産性は全然ちがうものになります。

このようにたとえ2,30分であったとしても自覚的に生産性の高い仕事に着手することで自らの仕事の質を上げていくことができるようになるのです。

 

まとめ

 

あらゆる資源の活用に当てはまる原理原則がクラスタリングという考え方

たとえ2,30分であったとしても時間を潰すための仕事には時間を使わない

まとまった仕事であったとしても意識的に隙間時間に着手することで脳がピークの状態から落ち始めるときに別の仕事に取りかかることができる

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